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【Glory22】That’s GLORY !! 初のフランス大会は前グローリー世界王者×現ルンピニー王者が対戦

GLORY22【写真】Gloryは8月の米国大会を挟み、9月はルーマニア、10月はイタリアと欧州の大会を連続開催。シッティチャイ×キリアのようなカードが見られるようになると嬉しい限りだ(C)GLORY&KUNLUN FIGHT

5日(金・現地時間)フランス・リールのスタッド・ピエール・モーロワで開催される「GLORY 22 FRANCE」。GLORYとして初のフランス大会はキックボクシングファンも注目のラインナップとなった。

最近では米国でのイベントが続き、米国仕様のマッチメークが続いていたGLORY。しかし、今回は昨年4月のトルコ・イスタンブール大会以来のヨーロッパでのイベント開催。しかも、初のフランス大会ということもあり、かつてキック最高峰にあったGloryらしいカードが並んだ。

メインイベントこそ王者リコ・ヴァーホーベン×挑戦者ベンジャミン・アデブグイの世界ヘビー級選手権試合に譲ったものの、最大の注目は4選手参加のライト級挑戦者決定トーナメント、初戦でいきなり対戦することになったダビット・キリア×シッティチャイ・シッソンピーノンだろう。

昨年3月にアンディ・リスティに逆転KO勝ちし、世界ライト級王座に就いたキリア。11月にロビン・ファン・ロスマーレンに敗れて王座陥落となったものの、ロスマーレンからダウンを奪い、互角以上に渡り合う大接戦を演じたことで、リスティ戦の勝利が決してフロックではないことを証明してみせた。

対するシッティチャイは現役のルンピニースタジアム認定ウェルター級王者にして海外でも活躍するムエタイ戦士。今年1月のKunlun Fightでは一夜にしてマーセル・グローエンハートとアンディ・サワーの歴代K-1MAX王者を撃破して一躍その名を世界に轟かせ、ムエタイルールだけでなくヒジ・ヒザなしルールの両方で世界の頂点に立つ可能性を秘めたファイターとして注目されている。

サウスポーで左ミドル主体のいわゆるフィームー(テクニックを駆使して上手く戦う)タイプのシッティチャイ。前に出る馬力と手数で勝負するキリアとしては、ずばり相性の悪いタイプだ。

ただし、2012年のGLORY-70kgトーナメント1回戦でキリアはケム・シッソーピーノンに対して両手を伸ばして下から蹴り上げる変則的なハイキックでダウンを奪い、カカト落としや胴回し回転蹴りといった空手技で勝利をもぎ取った。シッティチャイ戦でもキリアが要所で繰り出す空手技がヒットすれば、シッティチャイ有利の下馬評を覆す試合になりかねない。前GLORY世界王者×現ルンピニー王者という黄金カードは、空手×ムエタイという異種格闘技戦的な要素が勝敗を左右しかねない一戦でもある。

また4人制のワンデイトーナメントとなれば、逆ブロックのジョシュ・ジョンシー×クリス・ボウソーコーの勝者にもチャンスの目が出てくる。ジョンシー、ボウソーコーどちらも距離を取りながら的確な攻撃でポイントを取るタイプで、決勝にダメージを残すような打ち合いになるとは考えにくい。

逆にシッティチャイとキリアが激しい削り合いとなれば、ジョンシー×ボウソーコーが有利な状況で決勝を迎えることになる。ワンデイトーナメントならではの結末=番狂わせが起こる可能性も秘めている組み合わせだ。

そしてメインカードの前に行われるスーパーファイトシリーズも見逃せない。7月4日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2015~-70kg初代王座決定トーナメント~」で待望の日本初登場を果たすマラット・グレゴリアンがジミ・クリバリーと対戦。

クリバリーはムエタイルールを主戦場とする、典型的なアップライトのムエタイスタイルだけに、GLORYルールではグレゴリアンが有利に試合を進めることが予想される。グレゴリアンとしてはクリバリーをきっちり倒し、K-1に弾みをつけたいところだ。

また第2代Krush-63キロ級王者として、過去4度の来日経験があるトーマス・アダマンドポウロスも登場。4月にモサブ・アムラーニに勝ってフェザー級王者となったガブリエル・バルガと挑戦権を争った米国の強豪シェーン・オブロンスキーと対戦する。

■GLORY 22 対戦カード

<GLORY世界ヘビー級選手権試合/3分5R>
[王者] リコ・ヴァーホーベン(オランダ)
[挑戦者] ベンジャミン・アデブグイ(ルーマニア/2位)

<ライト級挑戦者決定トーナメント決勝/3分3R>
TBD
TBD

<ライトヘビー級/3分3R>
ザック・ムウェカッサ(コンゴ/4位)
カーロス・ブルックス(米国)

<ライト級挑戦者決定トーナメント準決勝/3分3R>
ダビット・キリア(グルジア/2位)
シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ/3位)

<ライト級挑戦者決定トーナメント準決勝/3分3R>
ジョシュ・ジョンシー(カナダ/5位)
クリス・ブスク(フランス)

■Superfight Series 対戦カード

<ヘビー級/3分3R>
フレディ・ケマイヨ(フランス)
ベン・サディック(モロッコ/13位)

<ライトヘビー級/3分3R>
ムラッド・ボウジディ(チュニジア/8位)
フィリップ・フェルリンデン(ベルギー/4位)

<ウェルター級/3分3R>
セドリック・ドゥンベ(フランス)
ヨアン・コンゴロ(スイス)

<ライト級/3分3R>
マラット・グリゴリアン(ベルギー/10位)
ジミ・クリバリー(フランス)

<フェザー級/3分3R>
トーマス・アダマンドポウロス(フランス)
シェーン・オブロンスキー(米国/5位)

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