この星の格闘技を追いかける

【on this day in】4月29日──2009年

29 04 09【写真】柔術の練度が高い人ほど、ジナスティカ・ナチュラルの動きに慣れるのも早かった (C)MMAPLANET

Ginastica Natural by Alvaro Romano
@東京都武蔵野市、クロスポイント吉祥寺
「『こうなるのか』──そう素直に思った。アルバロ・ホマーノがジナティスカ・ナチュラルのセミナーを行うというので、取材しにクロスポイント吉祥寺を訪れた。なんのことはない、英語が通じるということで即席の通訳を請われた。もちろん、取材させてもらっている身だ『ノー』とはいえない。ただし、僕は英語が話せるとは言ったことはない。英語を使ってコミュケーションを取れるという表現しか用いていない。しかも、コミュニケーションの手段として英語を用いるのと、他人が話している英語を、それ以外の人に理解してもらうよう日本語に直すのは全くの別物だ。英語を使っている時は、何もわざわざ頭の中で日本語に戻しているわけじゃない。英語のまま英語で理解している。ジナスティカ・ナチュラルという初めて体験する運動をしつつ、写真を撮って、ホマーノの言葉を伝える。体も頭も疲れ果てた。その一方で、自分の言葉にしてエクササイズを説明することで、他の人よりも、この運動が理解できたような気もした。ジナスティカ・ナチュラルに興味を持ったのは、サンディエゴでヒベイロ兄弟がウォーミングアップに取り入れていたからだ。腹式呼吸を心掛け、柔術のヒップエスケープや動物の動きを取り入れたエクササイズ。ホーウス・グレイシーの下で柔術を学び、ヒクソンの黒帯であるホマーノは、大学で生物力学を専攻し、同時にハタ・ヨガを習うと、その後動物の動きを取り入れた拳法の影響も受けた。その結果、柔術+コンディショニング+ヨガ+クリーチャー・トレーニング=ジナスティカ・ナチュラルが誕生した。格闘技の要素が加わったエクササイズはやはり楽しい。非常に興味深いセミナーだったが、あれから6年、ジナスティカ・ナチュラルが広まったという話は伝わってこない。日本に普及しなかったのはセミナーでの通訳が役立たずだった、からではないことを願っている」

on this day in──記者生活20年を終えた当サイト主管・髙島学がいわゆる、今日、何が起こったのか的に過去を振り返るコラム。自ら足を運んだ取材、アンカーとして執筆したレポートから思い出のワンシーンを抜粋してお届けします。

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