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【UFC186】バックマウントを許し、胸を合わせたコーテがリッグスから判定勝ち披露

<ウェルター級/5分3R>
パトリック・コーテ(カナダ)
Def.3-0:29-28,29-28,29-28
ジョー・リッグス(米国)

地元の大声援を受けたコーテのフックを掻い潜って組み付いたリッグスは、ダックアンダーからバックに回る。スタンドでコーテの背中に飛び乗ったリッグスは、前方に落とされパンチを受ける。立ち上がり際にパンチ&ボディへのヒザを見せたコーテは、ダブルに切り替えテイクダウン。リッグスも一度は立ち上がって胸を合わせるが、再び倒されてパンチを顔面に連続で受ける。バックを譲ってスタンドに戻ったリッグス。ここも胸を合わせた直後にテイクダウンを許し、今度はハーフから抑え込まれる。コーテはキムラを狙うが、これはリッグスが防御。それでもコーテはパスを決め、続くスクランブルの攻防のなかでも投げを狙う。一瞬バックを取られたが、ここも前方にリッグスを振り落したコーテが初回を制した。

2R、コーテのワンツーにリッグスが右フックを打ち込む。たまらず組みついたコーテだが、リッグスが逆にケージに押し込みエルボーを放って離れる。コーテの右アッパー、リッグスは右フックを返すも共にクリーンヒットではない。リッグスはスーパーマンパンチを空振りし、コーテが組みにいく。ここもリッグスがケージにコーテを押し込む形に。リッグスは右エルボーをコーテの顔面に入れ、左につなげる。離れたリッグスが左ストレート。最後も組み合いのなかで投げを打ってバックを取られたコーテ、リッグスがラウンドを取り返した。

最終回、リッグスが首相撲からダブルへ切り替えテイクダウン。スクランブルのなかでギロチンからスイープしたリッグスがトップを奪い、さらにバックマウントへ。一気に胸を合わせたコーテが鉄槌を落とす。守りを固めたパンチに、ハイガード、ラバー、腕十字、三角と全ての試みを遮断されるリッグスは苦しい展開に。残り1分、リッグスの立ち上がり際にバックに回ったコーテだが、胸を合わされダブルを仕掛けるとスイッチから逆にバックを取られる。自らのスイッチは潰されバックマウントを許したコーテ、最後も胸を合わせに行くところでリッグスのパンチを受けながら最終回の終了を迎えた。

最終回、トップにステイした時間は長かったコーテだが、リッグスは2度に渡りバックマウントを奪っている。果てしてジャッジの裁定は3者とも29-28でコーテの勝利を支持、MMAとしては真っ当な判断かもしれないが、リッグスの方が能動だったことは確かだ。

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