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【RFC23】チェ・ムベの相手はルカス谷。オランダから2選手が出場!!

Choi Mu Bae vs Lucas Tani【写真】チェ・ムベがケージ内でどのような試合を見せることができるか。ルカス谷はRFCでは非常に珍しい2大会連続出場となる(C)MMAPLANET

6 日(月・現地時間)、ROAD FCより5月2日(土・同)韓国ソウルのチャンチュン体育館で開催されるRFC23の追加カードが発表されている。

同大会では既にチェ・ムベの復帰に加え、メインでRFCバンタム級選手権試合イ・ユンジュン×ムン・ジェフン、日本から藤野恵美が出場し、ソン・ヒョギョンと対戦することが発表されていた。今回新たに明らかとなったのは、チェ・ムベ対戦相手と女子を含んだ3試合だ。

まずチェ・ムベと対戦するのは、日系ブラジリアンのルカス谷。そして、2試合目の女子戦として63キロ契約でキム・ジヨン×ハティース・オズヨート、ライト級のナンディンエルデン×キム・スンヨン、80キロ契約のイ・チャンソプ×カリム・ボウララッシが組まれ、今大会は発表6試合中、メインのタイトル戦を除く5試合が国際戦ということになる。

2013年3月のRevolution出場以来、2年2カ月振りの実戦、チェ・ムベは前回大会でジム・ゴンオを逆転の腕十字で破ったルカス谷となった。打撃に課題が残るルカス谷だが、それをいえば44歳になったチェ・ムベは、全てにおいて未知数という見方も成り立つだけに試合展開を予想するのも難しい一戦となる。基本、打撃からテイクダウン、そしてパウンドというのがチェ・ムベの狙いだが、その勢いやスタミナ、またケージ際の攻防など、試合当日の動きによってルカス谷の対応も違ってくることになりそうだ。

【写真】確かな実力の持ち主、キム・ジヨンはオランダの打撃系ファイターを相手に端─戦のような自力を発揮できるか(C)ROAD FC

【写真】確かな実力の持ち主、キム・ジヨンはオランダの打撃系ファイターを相手に端─戦のような自力を発揮できるか(C)ROAD FC

DEEPでのMMAデビュー戦で杉山しずかと、そして2戦目のRFC初陣で端貴代と連続で引き分けているキム・ジヨンは、その後2連勝中で戦績は2勝2分け。ある意味ハム・ソヒに続く韓国女子MMA界の実力者といえる。そのキム・ジヨンの対戦相手は、RFCでは1年9カ月振りのオランダからの出場となるオズヨートとなった。マルタイン・デヨングの教えを受けるオズヨートはMMA戦績こそ1勝2敗だが、キック&ダッチムエタイでは85戦68勝15敗2分というレコードを誇り、キックで世界王者、ムエタイでは欧州王者に輝いている。加えて極真空手の欧州選手権で優勝経験もあるという話をも伝わっており、ゴリゴリの打撃系ファイターだ。UFC世界ストロー級王者ヨアナ・イェンジェチックのようにテイクダウン・ディフェンスに優れていれば、その立ち技の強さが十分に発揮でき、キム・ジヨンにとっては厳しい試合になることも予想される。

オズヨートと同じく、デヨングの下から参戦するボゥララッシはこれがMMAデビュー戦で、キックで28戦22勝5敗1分のモロッコ系オランダ人。対するイ・チャンソプはチェ・ドゥホのコーチでRFCクミ大会の現地プロモーター、タバコをプカプカ吸う姿は有名なだけに、レスリング能力の高さは絶対でもスタミナは常に不安視されている。

ライト級出場のナンディエルデンは韓国在住のモンゴル人ファイター。韓国とモンゴルといえば、フィリピンと並びアジアではガンガン打撃戦を戦うことができるファイターの宝庫。RFC版リアリティTVショー、チュモギンダオ(腕が鳴る)・シーズン04優勝のキム・スンヨン戦も、韓国のファン待望のバチバチになること請け合いだ。分かり易さを意識し話題性に重きを置いた風な今回の発表カード。その対戦相手が日本勢からオランダに取り替わっている点で、RFCのケージ内にチョットした変化が見られるイベントとなりそうだ。

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