この星の格闘技を追いかける

【on this day in】4月08日──2011年

08 04 11【写真】試合まで23日、サンフランシスコからサンディエゴにやって来たジェイク・シールズ (C)MMAPLANET

Jake Shields in Alliance MMA
@カリフォルニア州チュラビスタ、アライアンスMMA
「今でいえばベン・アスクレン、ジェイク・シールズは非UFCファイター最強と目されていた。修斗ミドル級(76キロ)、ROTRウェルター級(79キロ)GP、エリートXCウェルター級を制し、Strikeforceではミドル級王者に。ダン・ヘンダーソンにも勝った。面子を賭けて引き留めに掛かったストライクフォースを振りきり、この前年の10月に待望のUFC初戦を迎えた。ここではマーチン・カンプマンに思わぬ苦戦を強いられたもののスプリット判定勝利。UFC世界ウェルター級王座挑戦権を手にした。GSP戦を23日後に控えた4年前の今日、彼はアライアンスMMAの薄暗いケージの中でフィル・デイビスとスパーリングに励んでいた。ウォーミングアップのような技の交換が続き、一呼吸置くと『ビデオは止めてくれ。スチールは良いよ』と彼が言い放った。2階級上のデイビスとのスパー、真の目的を煽り番組=UFC PRIMETIMEで紹介されてはたまらない。ここからがジェイクの真剣勝負──ならぬ真剣練習だ。ガードを強いられた状態からワキをくぐってバックマウント狙い、フックスイープから立ち上がる。デイビス相手になかなか決まるものじゃない。それでも一旦上を取ると、ジェイクはデイビスをもコントロールし続けた。23日後、GSPは打撃でジェイクを削りに削っていた……。テイクダウンされても寝技勝負、ジェイクの意気込みは完全にGSPにすかされてしまった。苦手とされるスタンドの打撃戦を続け、GSPの左目を腫らせ、鼻の頭をカットさせたジェイク。全く思い描いた戦いができなかった。にも関わらずジャッジ2人は48-47でGSPとし、この時点で最も完璧な王者を追い詰めたスコアを残すこととなったのだから、MMAは奥深い。ちなみにもう1人のジャッジは50-45でGSPを支持。MMAは本当に奥深い──そんなジェイクの完敗劇だった」

on this day in──記者生活20年を終えた当サイト主管・髙島学がいわゆる、今日、何が起こったのか的に過去を振り返るコラム。自ら足を運んだ取材、アンカーとして執筆したレポートから思い出のワンシーンを抜粋してお届けします。

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