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【GLORY20】ロスマーレン×リスティの世界ライト級戦。3分×3Rと3分×5Rの違い

Andy Ristie vs Rovin Van Roosmalen【写真】一昨年11月の対戦ではリスティがロスマーレンに勝利しているが、トーナメント戦決勝と3分×5Rのワンマッチでは状況が違ってくる。果たして……(C)MMAPLANET

3日(金・現地時間)アラブ首長国連邦・ドバイ・ワールドトレードセンターにて開催されるGlory 20「Dubai」。今大会ではGlory世界ライト級選手権試合としてロビン・ファン・ロスマーレン×アンディ・リスティが組まれている。

2015年の第2弾となるドバイ大会のメインには昨年11月にダビット・キリアを下して第2代世界ライト級王座に就いたロスマーレンの初防衛戦が組まれた。挑戦者は2013年11月にジョルジオ・ペトロシアンをKOして、ペトロシアン政権にピリオドを打ったリスティ。昨年4月の初代王座決定戦でキリアに敗れて、王座戴冠とはならなかったものの、その後はGLORYでカイ・ホーレンベックとスティーブ・モクソンをいずれも1RKOで葬り、挑戦権を手に入れた。

両者はリスティがペトロシアンをKOしたライト級ワールド・チャンピオンシップ・トーナメントの決勝で対戦して以来、約1年5カ月ぶりの再戦となる。この時の対戦ではリスティがサウスポーに構えて前蹴りで距離を取る戦法でロスマーレンの強打を完封。1R終盤に左ヒザを効かせたリスティが左アッパーからの右フックでダウンを奪うと、2Rにロープを背負うロスマーレンに左アッパーを叩き込んでKO勝利を収めている。

この試合だけを見ればリスティが一方的な試合展開で勝利したが、ワンデイトーナメントの2試合目だったことを考慮しなければいけない。リスティが準決勝でコンタクトの少ない試合でペトロシアンを3RKOしたのに対し、ロスマーレンはキリアと3Rフルに削り合うような試合を繰り広げている。相手の攻撃をもらわずに攻めるのではなく、相手の攻撃をブロックして返すダッチ・キックボクシングスタイルのロスマーレンがキリア戦で消耗していたことは想像に難くない。

今回はお互いノーダメージで、しかも3分5Rの選手権試合となれば、前回とは異なる試合展開も予想される。そこでモデルケースになる試合が昨年3月のリスティ×キリアだろう。初代王座決定戦として3分5R制で行われた一戦は、1Rから攻め続けたリスティが、2Rにヒザ蹴りでダウンを奪い、そのまま試合を終わらせるかに思われた。しかし3R以降リスティは失速。ピンチを凌いだキリアが顔面前蹴りを織り交ぜた攻撃で反撃に転じ、最終5Rに立て続けにパンチでダウンを奪い、左アッパーで逆転KO勝利を収めている。

空手ベースのキリアとロスマーレンでは攻撃パターンに違いはあるものの、どちらも固いブロックで相手の攻撃を弾き返し、圧力をかけて攻めるという点では同タイプ。ロスマーレンもキリアのようにリスティの猛攻を鎬ぎ、中盤以降に攻めに転じれば、自ずと勝機が見えてくる。逆にリスティとしては前回の対戦同様に前半のラウンドできっちり仕留めておかなければならない。

前半、リーチを活かしたジャブ・前蹴りで距離を取りつつ、アッパー&フックとヒザ蹴りで攻めればリスティ。ガードを固めてローを返す展開でリスティの猛攻を凌ぎ、後半にプレッシャーをかけて近距離での打ち合いに持ち込めば回転力で勝るロスマーレン。3分5RというGLORYならではのタイトルマッチルールが勝敗を分ける選手権試合になるだろう。

■ GLORY 20 対戦カード

<Glory世界ライト級選手権試合/3分5R>
[王者] ロビン・ファン・ロスマーレン(オランダ)
[挑戦者] アンディ・リスティ(スリナム/1位)

<ミドル級挑戦者決定トーナメント決勝/3分3R>
TBD
TBD

<Glory世界フェザー級王座決定戦/3分5R>
ガブリエル・バルガ(カナダ/3位)
モサブ・アムラーニ(モロッコ/1位)

<ミドル級挑戦者決定トーナメント準決勝/3分3R>
ジェイソン・ウィルニス(オランダ/3位)
アレックス・ペレイラ(ブラジル/6位)

<ミドル級挑戦者決定トーナメント準決勝/3分3R>
ウェイン・バレット(米国/5位)
サイモン・マーカス(カナダ/4位)

■ Superfight Series

<ライトヘビー級/3分3R>
サウロ・カバラーリ(ブラジル/3位)
アルテム・ヴァキトフ(ロシア/10位)

<ライトヘビー級/3分3R>
ダスティン・ジャコビー(米国/13位)
ムラッド・ボウジディ(チュニジア/6位)

<ヘビー級/3分3R>
パク・ヨンス(韓国)
チャイ・ルイス・ペリー(英国)

<ミドル級/3分3R>
サミル・ボキドウス(モロッコ/14位)
ミハイル・シャウイ(ロシア)

<ウェルター級/3分3R>
アタカン・アスラン(トルコ/12位)
チャド・サジェン(英国)

<ライト級/3分3R>
アナトリー・モイセーエフ(ロシア)
マックス・バウメルト(ドイツ/22位)

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