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【RFC22】ユン・ドンシクと対戦する高瀬大樹 <02>「今回の試合は4Rのつもりでいます」

Daiju Takase【写真】さりげなく、会話が自著『嫌われ者』に向かうようにプロデュース能力もある高瀬、だ(C)MMAPLANET

21日(土・現地時間)にソウルのチャンチュン体育館で行われるRFC22で、ユ・ドンシクと戦う高瀬大樹インタビュー後編。

カルロス・トヨタ戦敗北の汚名を挽回すべく、この試合に向かう高瀬の本気度を追った。
<高瀬大樹インタビューPart.01はコチラから>

──正道会館で良い練習ができたということですね。

「もしかしたら、最終調整でまた大阪に行くかもしれないです(※取材は3月4日)」

──体重の方は? ライトヘビー級に上げると言われていましたが、今回の試合は88キロ契約です。

「まぁ、体重は落ちます。大丈夫です」

──前回は直前の対戦相手変更で、ミドル級から92キロの契約体重になって良かったような風にも感じられました。

「良くないですよ、全く(笑)。階級が変わって、相手も変わるなんて、何も良いことないですよッ!!」

──でも、体重が落ちていなそうだったので。

「落ちていましたよッ! 俺、計量に失敗したことないですから。ただ、今回もライトヘビー級でとは伝えていました。でも、『ケガした』とか、『準備ができていない』ということで88キロ、500グラム・オーバーまで大丈夫なのか?  契約体重に落ち着いた次第です」

──ではもうミドル級で戦う気持ちはないのですね。

「ないですね。無理やり体重を増やしているんではなくて、ウェイトをガンガンやって、ちゃんとパワーをつけていると体重がどうしても、106キロとかいってしまうんです。不摂生とかでなくて、僕はアルコールもやらないし。ボクシングも大きな相手と戦うよう、磨いてきました。

改めてマイク・タイソンの動きとか研究して。以前はブン回しているだけだろうと思っていたら……。スゲェなって」

──……。いまさら……何をと突っ込みそうになります。

「いやいやいや、僕はアーチスティックな動きが好きなんで。でも、全盛期のタイソンだったら、クリチコと戦っても勝つっていう人の意見に頷けますよね」

──あの摺り足と踏み込み、何よりもスピードをヘビー級にもたらしたのがタイソンだと──部外者ではありますが、思っています。

「シャドーも凄いです。パッパッパッパと動いて、あの踏み込み!」

──パッキャオ返上でマイク・タイソンを目指すのですか。

「いや、それは対サウスポー用の練習です。サウスポーになると距離が掴みづらかったので。だから、トヨタ戦も当日になって知って……動揺しちゃったのもあります。今回はオーソドックス相手ですが、左で来る可能性はゼロじゃない。その対策もしているということです」

──警戒すべき点はどこだと?

「投げ技ですかね。僕は寝技にいくつもりは一切ないです。流れがそうなれば、もちろん寝技をやりますが、自分から行くつもりはない」

──ユン・ドンシクとは彼が日本にいた時に交流はあったのですか。

「全くないです。強いというのは聞いていましたが。なぜか、このオファーが来たのですが、しっかり勝って今度はライトヘビー級で戦わせてもらうつもりです」

──前回は入場での江南スタイルが大受けでした。今回もパフォーマンスをやる予定は?

「もちろんです。むしろ、そっちにROAD FCも力を入れて欲しいようなので、今回の試合は4Rのつもりでいます(笑)」

──また、そんなことを言って。試合後に『ドンシクさんのことナメていました』なんてことが無いようにお願いします。

「もう……大丈夫ですよ。(福田)力との試合を見ているだけなら、ナメていたかもしれないですけど、アミウカウ・アウベス戦を見ていると、しっかり動きが戻っていたので。ヒザのサポーターの数とかも少なくなっているし、調子を上げてきているとは思います」

──ではしつこいようですが、12月の汚名を晴らす試合を期待しています。

「もちろん、そのつもりです。また韓国でしっかりと人気者になります」

──しっかりと『また』がついているのが高瀬選手らしいです。

「ハハハハ、いやぁやっぱり人気者にならないとダメですね」

──『嫌われ者』ではなくて?(笑)。

「ハイ」

──ではしっかりとお願いしますよ。

「何スか、『お願いしますよ』って(笑)。しっかり勝ちますよ!!」

■ RFC 22 対戦カード

<RFCライト級選手権試合/5分3R&延長1R>
[王者]クォン・アソル(韓国)
[挑戦者]イ・グァンヒ(韓国)

<ミドル級/5分3R>
福田力(日本)
イ・ドルヒ(韓国)

<88キロ契約/5分3R>
ユン・ドンシク(韓国)
高瀬大樹(日本)

<ミドル級>
パク・ジョンギョ(韓国)
ジョン・オジン(韓国)

<バンタム級/5分3R&>
田村一聖(日本)
チョ・ヨンスン(韓国)

<ヘビー級/5分3R>
ジム・ゴンオ(韓国)
ルカス谷(ブラジル)

■ Young Guns 21 対戦カード

<ウェルター級/5分2R>
キム・ソクモ(韓国)
桑原清(日本)

<68キロ契約/5分2R>
ブライアン・チョイ(韓国)
キム・ヒョンス(韓国)

<ウェルター級/5分2R>
キム・ジョンモク(韓国)
イ・ジュンギュ(韓国)

<バンタム級/5分2R>
イ・ジェホ(韓国)
田中大作(日本)

<バンタム級/5分2R>
ホン・ジョンギ(韓国)
チェ・ムソン(韓国)

<フライ級/5分2R>
キム・ギュファ(韓国)
カク・ジョンヒョン(韓国)

<ライト級/5分2R>
イ・サンイル(韓国)
ジョン・ユンジェ(韓国)

<フライ級/5分2R>
キム・ジンミン(韓国)
チェ・ジョンホン(韓国)

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