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【UFC FOX06】トキーニョの関節に対し、ロンバードはどう出るか

2012.12.13

Lombard vs Toqunho

【写真】キャリア再構築に白星が不可欠の実力派対決ヘクター・ロンバード×ホウジマール・トキーニョ (C) GONGKAKUTOGI

UFC on FX 06「Sotiropoulos vs. Pearson」が、15日(日・現地時間)に豪州のクイーンズランド州のゴールドコーストコンベンションセンターで開催され、UFC2戦目を迎えるヘクター・ロンバードがホジマール・トキーニョと対戦する。

ロンバードは元ベラトール(BFC)世界ミドル級王者で、31勝2敗1NCというレコードを引っさげ、7月にUFCに参戦。ダナ・ホワイトがUFC初戦の出来如何ですぐにタイトル挑戦もありえると大きな期待を寄せていたが、ティム・ブーシュを相手にBFC時代のようなダイナミックな試合は鳴りを潜め、単発のパンチとブーシュのバランスを崩す程度のテイクダウンに終始し、スプリット判定で敗れてしまった。

今回はロンバードにとって汚名返上をかけた一戦となるが、対戦相手のトキーニョは一筋縄ではいかない相手だ。上半身の力をフルに活かしたようなパンチとパワフルなテイクダウン、そして強烈なヒールフックという一発の武器を持っているトキーニョ。決して完成度が高いファイターではないが、自分の型にハマった時には抜群の強さを発揮するファイターだ。

焦点はサブミッション決着をゴールとするトキーニョに対し、ロンバードがどう戦うか。ダン・ヘンダーソンは徹底的に距離を取って、トキーニョのテイクダウンを切り、安全圏からパンチを落としてスタンドを求める戦い方でポイントアウトした。逆にアラン・ベルチャーはトキーニョに足関節合戦を挑み、パウンドとヒジ打ちを織り交ぜることでトキーニョの動きを遮断し、レフェリーストップを呼び込んでいる。

BFCでは派手なフィニッシュを連発した一方で、アレキサンダー・シェレメンコとのタイトルマッチではテイクダウンを軸としたリスクの少ない戦い方で判定勝利を収めているロンバード。対戦相手に合わせてスタイルを変えられる器用さもあるが、ブーシュ戦ではリスクマネジメントを意識した試合運びは裏目に出て、スプリットで判定負けとなった。ここを踏まえ、さらに2000年シドニー五輪以降、キューバを離れ国籍を取得した豪州でのファイト、コンタクトの多い展開の中で勝つ戦い方を選択をすることも十分に考えられる。

悔しいUFCデビュー戦を経験し、トキーニョというスタイルに特徴がある相手だからこそ、ロンバードの持ち味が発揮される可能性も高い。ブーシュ戦では期待を裏切る試合結果・内容に終わっているロンバードだけに、そんな試合も期待される一戦だ。

また1月にジョゼ・アルドの持つフェザー級タイトルに挑戦したチャド・メンデスが今大会に出場する。当初、メンデスはハクラン・ディアスとの対戦を予定していたが、ディアスが大会直前で負傷欠場。今回がUFCデビュー戦となるヤオツィン・メザと対戦することとなった。

Mendez【写真】今もフェザー級トップであることは間違いないチャド・メンデス。自分で狩りをして、その獲物から動物性たんぱくを取るという完全・狩猟派だ(C)GONGKAKUTOGI

来年2月に王者アルドが元ライト級王者フランキー・エドガーとの防衛戦を控えているため、その試合の結果が出るまで、フェザー級では次の挑戦権を巡る生き残りマッチが繰り広げられる。メンデスはアルドにKO負けを喫したものの、それがキャリア唯一の敗北で、7月のコディー・マッケンジー戦では低い重心から繰り出す右ボディストレートを多用し、わずか試合開始31秒で勝利を収めた。

敗れたアルド戦も、ラウンド終了間際に振り向きざまのヒザ蹴りをもらってしまったが、その直前はアルドのローにテイクダウンを合わせ、バックコントロールに成功している。勝負において、たらればは禁物だが、あの一発がなければどうなっていたのかと思わせる展開だったことも事実だ。怪我で王座挑戦が流れたエリック・コクにWEC時代に勝っていることを考えれば、メンデスがフェザー級のトップコンテンダーであることには変わりない。

メザはフロントチョークで展開を作ることを得意とする選手だが、メンデスのテイクダウン&コントロールを崩すことは難しいだろう。UFC世界ライト級王者ベンソン・ヘンダーソンのトレーニング・パートナーという点は不気味だが、メンデスとしては現在のポジションをキープするためには落とせない試合だ。

■UFC on FX「Sotiropoulos vs Pearson」対戦カード

<ライト級/5分3R>
ジョージ・ソティロパロス(豪州)
ロス・ピアソン(英国)

<ウェルター級/5分3R>
ロバート・ワイッタカー(豪州)
ブラッド・スコット(英国)

<ライト級/5分3R>
ノーマン・パーク(北アイルランド)
コリン・フレッチャー(英国)

<ミドル級/5分3R>
ヘクター・ロンバード(豪州)
ホジマール・トキーニョ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
チャド・メンデス(米国)
ヤオツィン・メザ(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ジョーイ・ベルトラン(米国)
イゴール・ポクライェク(クロアチア)

<ウェルター級/5分3R>
セス・バクジンスキー(米国)
マイク・ピレース(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ベン・アロウェイ(豪州)
マヌエル・ロドリゲス(豪州)

<ライト級/5分3R>
マイク・ウィルキンソン(英国)
ブレンダン・ラフネン(英国)

<ライトヘビー級/5分3R>
コディ・ドノヴァン(米国)
ニック・ペナー(カナダ)

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