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【KSW30】オープニングのポーランド人対決は痛み分けに

<ライト級/5分3R>
カミル・グニアデック(ポーランド)
Draw.
マテウス・ザバウツキ(ポーランド)

弱冠20歳、ロシアのファイトゾーン帰り8勝3敗のグニアデックと、10勝2敗のザバウツキというポーランド人同士の対戦。サウスポーのザバウツキのローに、大柄なグニアデックが連打を入れる。ザバウツキも遠い距離から左ストレートを伸ばし、右ジャブ、左フックを見せる。飛び込んで右ストレートを伸ばしたグニアデックは、続いて右ハイ。ザバウツキは左ストレートから右を入れる。左ローを前足に受けたグニアデックはパンチの打ち終わりに、逆にザバウツキの攻撃を受けることが多い。鋭い左ローを定期的に決めたザバウツキだったが、残り1分を切ってグニアデックがダブルレッグでテイクダウンに成功する。一度は起き上がったザバウツキは、腰をコントロールされ再びグラウンドに持ち込まれると、そのままクローズドガードで初回終了を迎えた。

2R、ローを受けてすぐに組み付いたグニアデックがケージにザバウツキを押し込む。体は入れ替えたザバウツキが、ワンツーを放ちながら離れる。グニアデックの左フックに、左ストレート、そして右フックを放ったザバウツキがここでテイクダウンを奪う。グニアデックはハーフからクローズドに戻し腕十字。腕を抜いたザバウツキは上体を起こして鉄槌を落とす。グニアデックは懸命にケージ際まで移動するも頭を入れ替えられ、立ち上がることができない。ザバウツキが蹴り上げを受けたが、そのままヒジを落としハーフへ、初回とは逆にグニアデックがガードを取らされ、2R終了となった。

最終回、ザバウツキのテイクダウン狙いをスプロールしたグニアデックが逆に組み付いてシングルからバックへ。そのまま前方にザバウツキを崩したグニアデックがは、自ら後方へ倒れこみ両足をフックする。直後にRNCの態勢に入るも、上体を起こしてスペースを作ったザバウツキが、絞めを外し立ち上がる。スクランブルのなかでダニアデックのテイクダウン狙いを切ったザバウツキが、バックに回り込もうとする。嫌がってガードを取ったグニアデックに対し、ザバウツキがマウントを奪取する。ケージを蹴って逃げようとするグニアデックはシザースからトップを取り返す。そのグニアデックの右腕ごとクローズドガードで抱えたザバウツキが、下からパンチを入れる。ここでタイムアップ、ゴツゴツとした勝負はドローという裁定に。KSWではユイファイドに属したスコアリングでないことが明らかとなった。

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