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【WEC38】バーナー王座防衛も、再戦は必至

2009.01.27

9df38f22■第10試合 WEC世界ライト級選手権試合/5分5R
[王者]ジェイミー・バーナー(米国)
Def.5R/判定2-1
[挑戦者]ドナルド・セラーニ(米国)

【写真】WEC首脳によると、両者の再戦を行う方向で話が進められるという―― (C) MMAPLANET

2度目の王座防衛となるジェイミー・バーナーに、“MMA無敗の危険な挑戦者”セラーニが挑むメインイベント。試合は、身長で頭一つ抜き出ているセラーニの周りをまわりながら、攻撃をうかがうバーナーという構図でスタートした。


バーナーがワンツーを繰り出すも、セラーニの左ミドルを受け、大きく後方へ。しかし、バーナーの前進しながら放った右、左のストレートがセラーニの顔面にヒット。腰が落ちるセラーニに、ワンツーからタックルでテイクダウンを奪ったバーナー、セラーニは長い足を活かしてラバーガードを取っていく。

コツコツ鉄槌を落とすバーナーは、セラーニのラバーガードが解けるや強烈なパウンド。右目の上に大きなコブを作ったセラーニだが、立ち上がると、すぐさまヒザ蹴りで反撃していく。

2R、セラーニが左ミドル。右、左と続け様に放つ。最後のミドルは、バーナーの腹部を直撃したが、バーナーは一気に押し倒してグラウンドへ。しかし、パウンド&エルボーを数発落としたところで、セラーニが巧みに後転して立ち上がり、スタンドへと戻った。

プレッシャーをかけていくセラーニは、ローからパンチを放つも、バーナーはセラーニの片足を抱え、再びテイクダウンに成功。だが、セラーニを抱え上げ、バーナーがパスを狙ったところで、セラーニはまたしても後転してスタンドに戻る。

仕返しとばかりに強烈なローを放っていくセラーニ。バーナーもワンツー、大振りのフックを放っていくが、セラーニには届かず。このラウンドで三度目のタックルを狙い、テイクダウンを奪うも、ここでセラーニがバーナーを三角絞めの体勢に捕えたが、時間が足りず場内にはホーンが鳴り響く。

3R、長いリーチからパンチを放っていくセラーニに、バーナーはワンツーでケージ際に詰めてから放ったフックがクリーンヒット。すぐさまタックルでテイクダウンを奪ったバーナーだったが、セラーニはケージを背に立ち上がった。スタンドに戻ると、セラーニの左ジャブに、バーナーのワンツーがその顔面を捉える。と、残り30秒、この試合百発百中でテイクダウンの試みが成功しているバーナーは、ラウンドの最後にまたもテイクダウンを奪い攻勢点を稼ぐ。

4R、バーナーの左フック、ワンツー、そして、ワンツーから左ハイが立て続けにクリーンヒット。セラーニも左ミドルを返していく。ヒザ蹴りで飛び込んだセラーニだったが、これは空を切る。残り2分45秒となったところでバーナーが組み付き、セラーニからテイクダウン。ガードで固めて休むバーナーに場内からはブーイングが飛ぶも、距離を作って立ち上がったセラーニは、残り45秒でまたしても簡単にテイクダウンを許してしまった。

5R、拳を合わせて抱き合った両者。セラーニが雄叫びをあげ、最終ラウンドがスタート。まず、バーナーが先制のテイクダウンに成功するも、セラーニは蹴り上げから、そのまま後転して起き上がった。すると、今度はセラーニが胴タックルへ。見事テイクダウンを奪ったが、ケージ際でシッティングの状態だったバーナーの顔面にヒザ蹴りを入れてしまった。

ただ、セラーニがヒザを狙った瞬間は、バーナーが体を持ち上げるようにしていたので、王者の両ヒザはマットについておらず、蹴り出しのタイミングとしては、テイクダウンを狙った相手にヒザ蹴りを見舞うのと同じだったと判断することもできる。

それでもヒザが当たった瞬間、バーナーのヒザはマットにありグラウンド状態。微妙なタイミングであり、反則と取られても致しかたないところ。審判団の判断は、反則だったが、故意ではないということで現時点までの内容で裁定を行うというものだった。

結果は49-46でバーナー、そして、48-47でセラーニという支持も入ったが、最後は49-46でバーナーに軍配。2-1で王者が3度目の防衛を果たしたが、試合終了直後にバーナーがあれだけハッキリとリングアナの問いに答えることができたことから、あの痛がり方は三味線だったのではないかという声も決して少なくない。なお、大会終了後の会見では、両者の再戦を行う方向で話が進むというWEC首脳のコメントがあった。

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