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【Interview】PXC34 初めて尽くしの勝利、ザ・強心臓=田中路教(01)

Michinori Tanaka in PXC

【写真】初めて海外、ヒジ有り&ケージの試合へ向かう田中路教 (C) MMAPLANET

17日(土・現地時間)にマニラスマート・アラネタ・コロシアムで開催されたPacific Xtreme Combat 34で、初の海外、ケージ大会でラッセル・ドゥワンを破った田中路教。

無敗同士の対戦ながら、相手は北米MMAルールで育ったファイター。そんな格上といっても良い相手に、海外旅行も初めてという田中は、どのように戦ったのか。大会終了後、宿泊先でその勝利について尋ねた。

――ラッセル・ドゥワン戦、見事な一本勝ちおめでとうございます。

「ありがとうございます」

――ダメージは、どこか残っていますか。

「ちょっとだけ頭が痛いですね。あとは左目の下が腫れています。初めてですね(笑)。まぁ、ダメージはないと自分では思っていたんですけど……」

――直後に懸命に組みつきにいって、バックを許してしまいました。

Tanaka 01【写真】ここから組みに行き、バックを許してしまった(C)MMAPLANET

「アレって。何で尻もち着いているんだろうって。全然、見えていなかったですね。ずっとワンツーを同じタイミングで打ってくるので、そろそろテイクダウンへ行こうかと思っていたところに貰ってしまって。

ただ、バックから喉を狙われたのは全く大丈夫でした。痛かったけど、何とも思わなかったですね。普通に返せるなと感じました。体は動いていたので落ち着いていました」

――テイクダウンの狙いは左足でしたか。

「そういうセコンドの指示も全て聞こえていました。で、ここで行こうという時だったんです。打撃も全然、見えるから安心していたんですけどね」

――ただ、結果的に危ないと思われたのは序盤のあのパンチからバックを許したところだけでした。

「3Rのテイクダウン狙いは恥ずかしかったです(苦笑)。自分で仕掛けながら、なんでこんな風に組みに行っているんだって思っていたんです」

Tanaka 02【写真】田中自身が恥ずかしいと振り返る、3Rのダブルレッグダイブ。遠くて低かったのは確かだ (C) MMAPLANET

――かなり遠い位置から、腹這いになるように入って行きました(笑)。ダースを合わされてしまいました。

「アレもワンツーに合わせて入ろうと思っていたんですけど、何も関係、目の前にもいないところで組みにいっていました。『アレ? いない』って(笑)。で、簡単に潰されていました。あそこのダースも2Rのギロチンも、力は強いと思いましたが、入ってはなかったですね」

――それにしても、試合前にはドゥワンのレスリング力を警戒し、『テイクダウンは切れない』という予想を立てていたのが、テイクダウンを仕掛けてくる隙を与えず、組み勝っていました。ドゥアンも疲れて、打撃の間合いも外れていきましたね。

「ハハハハ。やたらと遠いところでアッパーとか打っていて……。自分も『遠ッ』って思いましたね。なんで、今、打っているんだって(笑)。ただ、テイクダウンを仕掛けて来なかったのは、意外でした。

それでもダウンがあったので、打撃はチョット怖かったです。また貰ってダウンをしたら、判定になったらヤバいと思ったので、積極的に打撃を使うことができなかったです。あとは試合のなかで、ケージ際の攻防とかもっと試したかったですね。グランドスラムでいつも練習してきたことなんで。ヒジももっと使いたかったですし」

――ケージ際に押し込まれることがなかったですからね。

Tanaka 03【写真】ケージ・レスリングでなく、中央付近でテイクダウンの攻防を制していた(C)MMAPLANET

「自分が押し込むこともなかったですしね。寝技になったとき、きっと相手がケージを利用していたと感じました。普通はそこでそんなに力は入らないだろうっていうところから、プレッシャーがありました」

――試合前にケージをチェックしたときに、マットの柔らかさが気になっていたみたいですが。

「試合になると、もう全く気にならなかったです。足が取られるとか、そんな感じもしなかったですし」

――ではケージ外では、何か戸惑うことはなかったですか。他のアジアの大会と比較すると、やや大らかな面がありましたが(苦笑)。試合当日になって戸惑ったことなどは?

「大会開始が午後7時って聞いていたんですけど、6時過ぎに始まって。全部で9試合だと思っていたら、12試合もあって。計量の時も、そんなに試合数あったかなって(笑)。アップし終って控え室に戻ると、もう次の次の試合だって。インターバルももっと長いと聞かされていたのが、5分間だけだったし。

ただ、水もたくさん用意してもらっていたし、テーピングやバンテージもプロモーションが用意してくれるのは有難かったです。そのバンテージは、レギュレーションで必ず巻くことになっていたのですが、知らなくて自分はいつものように巻いていなかったんです。

そうしたら、こっちのコミッションのような人が来て、すぐに巻くように言われました。ガッツマンの村山(暁洋)さんに手伝ってもらって。試合直前に巻きました(笑)。それぐらいですね、ドタバタは。少し焦りました。でも、選手がいないと試合は始まらないんで、大丈夫だろうって(笑)」

(この項続く)

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