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【GRANDSLAM02】37カ月振りの国内戦。曲者ヘンリーに上田将勝は “上積み”を見せることができるか

Masakatsu Ueda【写真】上田の37カ月振りの国内での試合は、所を破ったヘンリーとの注目の一番となった(C)MMAPLANET

8日(日)、東京都江東区のディファ有明でGRANDSLAM 2 ~way of the cage~が開催される。昨年7月に旗揚げ戦の行ったグランドスラム。その第1戦のメインで所英男を右ストレートからパウンドで破ったビクター・ヘンリーが再来日、上田将勝と対戦する。

所戦以降もインドのスーパーファイトリーグが開いた米国大会で白星を挙げ、キャリア8勝1敗としたヘンリーと、これが23戦目(18勝3敗1分)となる上田。BellatorからONEと海外を主戦場にしてきた上田にとって、37カ月ぶりの国内でのファイトとなる。

そのONEでは世界バンタム級王者ビビアーノ・フェルナンデスに敗れ、引退を真剣に考えていた上田をケージに踏みとどまらせたのは、ある一つの想いだった。それは一昨年から参加するようになったTeam OTOKOGIでの積み上げた動きをまだ試合で出せていないという悔い。

【写真】所戦で勝利を決定づけた右ミドルからの右ストレート(C)MMAPLANET

【写真】所戦で勝利を決定づけた右ミドルからの右ストレート(C)MMAPLANET

現代MMAでは珍しくなったローシングルの使い手、サウスポーからの左ミドルなど蹴りの威力も誰もが知るところの上田、その彼が過去1年半で上積みできた部分とは何なのか。そしてヘンリーを相手にして、その部分を見せられることができるのか。

そこがこの試合の最大の焦点となる。来日前ヘンリーはグラップリングの強さが注目された選手だったが、一転、所戦ではテコンドー的なスイッチを生かした蹴りでタイミングをずらし、スクランブルの攻防にも対応。リズムが狂った所が、近距離での打撃戦を挑んだところで、右ミドルから右ストレートを決めている。

オーソで左の蹴りも使えるが、彼のリズムを形成していたのは奥足=右足の前蹴りとハイキックか。当然、師ジョシュ・バーネットの解析力をもってすれば、上田のサウスポー&低い姿勢からのテイクダウン&バック奪取が頭に入った攻撃を仕掛けてくるだろう。

上田が気を付けたいのは、所戦同様に決して一発のパワーがないが、手数とスピードに乗った打撃だ。最後の右ストレートは、所が全く見えていないタイミングで繰り出していた。

ただし、上田もONEでのケビン・ベリンゴン戦など、より速く、さらにパワーのある打撃の使い手と、サッカーボールキック有りのルールで戦ってきた。ケージに上がると、恐怖を克服する上田の不思議メンタルをもってすれば、速さとアンオーソドックスさが武器のヘンリーの打撃に惑わされることは、さほどないかと思われる。何よりも先に触れた上田の上積みの部分。彼に手のプレッシャーが加わり、バック奪取から先にコントロール+αが見られると、力の差すら見せる試合になる可能性もある。

ズバリ、上田が打倒ビビアーノを目指すには、スタンドで今以上に上下のゆさぶり、それも打撃と組みが融合した動きが欠かせない。凱旋マッチは次へ進むためのチケットを手にできるかという大切な勝負。対戦相手がヘンリーというタフな曲者だけに、上田はその進化と真価が見極められる一戦となる。

■ GRANDSLAM 02 対戦カード

<バンタム級/5分3R>
上田将勝(日本)
ビクター・ヘンリー(米国)

<フライ級/5分3R>
飛猿☆No.2(日本)
鈴木隼人(日本)

<フェザー級/5分3R>
今成正和(日本)
伊藤健一(日本)

<フェザー級/5分3R>
芦田崇宏(日本)
安藤達也(日本)

<バンタム級/5分2R+Ex.R>
佐々木郁矢(日本)
竹中大地(日本)

<ミドル級/5分2R+Ex.R>
坂下裕介(日本)
ボブ・アームストロング(ニュージーランド)

<フライ級/5分2R+Ex.R>
宮城友一(日本)
八王子・オブ・ザ・デッド(日本)

<ライト級/5分2R+Ex.R>
星野大介(日本)
伊藤有起(日本)

<グラップリング特別ルール・ライト級/5分1R>
奥出雅之(日本)
西林浩平(日本)

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