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【UFC MACAO】水垣偉弥「勝ち星のないまま終わった1年はない」

Mizugaki

【写真】頬はこけてみえるが、体調もよく非常にリラックスしていた水垣偉弥 (C)MMAPLANET

10日(土・現地時間)に開催されるUFC MACAO=UFC on FUEL TV06。日本人5人が出場する今大会、WEC時代から3年半に渡り北米をベースにしてきた水垣偉弥は、初めてのマカオ大会を現地入りしてから、どのように感じているのか。

北米マスターでありながら、2012年度は北米の試合がなかった水垣偉弥のマカオでの調整などを訊いた。

――日本と1時間だけの時差、それが日本勢に有利になるかと思っていたのですが、試合開始時間が現地で午後8時となると日本では午後9時、水垣選手が試合をするのは日本でいえば午後11時頃になるというは、微妙にコンディション調整が難しくないですか。

「スタートの時間など、あまり知らされていなかったので、現地に入ってからはなるべく夜更かししてきました。そして、昼過ぎまでゆっくりと眠るようにしてします」

――この微妙な時差よりも、ジェフ・ホウグランドのようにまるで違う方が、あるいは調整しやすいなんて見方も成り立ちますね。

「まぁ、でも10時とか11時って日本でも練習している時間だし。問題はないですよ。ただ、明日は計量があるので早く起きて走ったりして、体重調整をしようと思っているで……。1日、脱水するとどうなるのかという不安は少しあります」

――凄く頬がこけているように見受けられるのですが。

「それでも、あと4キロぐらい残っています。ただ、少し喉が渇いているぐらいで、全く元気なんです。お腹が空いているという気持ちの方が強く感じるぐらいなので、まだまだエネルギーはあります」

――北米に慣れた水垣選手にとって、現地に入ってみて改めてマカオでの試合、準備期間というものはどのように感じてしますか。

「時差が無いのは、やはり楽ですよ。ただ、生ものとかは怖いですね。フードコートのスシとかは、食べないようにしています。ちゃんとしたレストランに入れば良いだけなんですけど(笑)。フードコートが中華料理ばかりで、中華でないのがファットバーガーとピザ、それとスシぐらいで……。夜はレストランに入るようにしています」

――日本から持ち込んでいる食料などは?

「ないですね。もう、サプリメントしか持ってきていないです。レストランではパスタやワンタンメンを食べています」

――炭水化物も摂り続けているのですか。

「炭水化物は、量は減らしても抜かないです。エネルギーが出なくなり、動けなくなるんです」

――なるほど。個人的にはホテルの従業員の人達が、あまり英語が通じない不自由さを感じています。

「僕は英語があまり話せないので、気にならないですね。違いといえば、本計量の時間が少し遅くて、午後6時からというのは初めてです。朝9時の予備計量から、本計量までに体重を落とすことになります。まぁ、それは皆、同じ条件ですからね」

――順調に最後の調整もできて、体調的にも問題はないと。

「そうですね、火曜日にこっちに入ったのですが、早朝の飛行機だったのが、機体トラブルで午後4時になって。それまでラウンジで時間を潰していたんですけど、到着もそれだけ遅くなり、火曜日は汗を掛けなかったんです。そこぐらいですかね」

――飛行機のトラブルがあったのですか。飛行場で待つのは、体重を落とす身だとかなりハードですね。

「当然ラウンジで体は動かしていないですが、移動って消耗するのか、体重は減っていました(笑)。機内食はさすがに摂らなかったけど、成田の待ち時間ではサブウェイとか食べていたのに……。その割には、体重は減っていました」

――ボウグランドとは顔を合せましたか。

「ハイ、練習場から戻ってくるときに、すれ違っています。データでは180センチってなっていたんですけど、そんなに背は高くないように見えましたね。あって、175とか176センチじゃないですかね。

セコンドも小さかったし、何か大きく見せるような作戦でも実行しているんですかね(笑)」

――大会まで2日、リラックスしているようですね。

「試合の緊張よりも、水抜きの方が嫌だって感じですね。その方が憂鬱です」

――オクタゴンで戦うことよりも、水が飲めない方が嫌だというのは、本当にファイターは凄いですね。

「水を飲めないのは一番きついですよ(笑)」

――ところで、今回はいつもセコンドについているBJ選手の姿が見えないですね。

「BJさんも現役ファイターだし、流れてしまったんですけど、海外で試合をする予定が入っていたので、この時期に海外についてきてもらうのは、申し訳ないと思って。そうしたら、その大会がキャンセルされて……」

――あのよく通る声が聞こえないのは、不安になりませんか。

「これまで海外の試合は、ずっとついてもらっていたので、BJさんのいない試合は、もう何年振りだろうって感じですね。でも、戦うのは僕自身なんで問題ないです」

――力強い言葉ですが、BJ選手が気の毒にも感じます(笑)。

「でも、BJさんもそうだし、グラウンドスラムで65キロ以下の本当に良いファイターが集まっていて、揉まれていますから。パンチが本気でない分、もうガンガンやられています(笑)。まぁ、ハードなトレーニングで細かいケガはしがちで……。

今回はホント、色々とこんなところで、貰っちゃったかっていうアクシデント的なことは少し多かったです」

――加えて飛行機のトラブルと、得てしてそういう時は……。

「いけそうなんですよね(笑)。試合のパフォーマンスに影響するようなトラブルはなかったですし」

――余裕綽々といった感じですね。そういえば、カン・ギョンホの欠場で、手塚選手とカサレスの試合に代わり、メインカードに昇格しました。

「こっちに来てから知ったんです。でも、急すぎて新しいスポンサーの交渉は難しいので、既に応援してもらっているところから、もう少し出してもらえるようにマネージメントの方で動いてもらっています。ここでしっかりと勝って、PPVショーに出られるよう頑張ります。

プロデビューしてから、勝ち星のない年っていうのはないので、このままで終わるようなことはできないです」

■UFC MACAO「Franklin vs Le」対戦カード

<ミドル級/5分5R>
リッチ・フランクリン(米国)
カン・リー(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
スタニラフ・ネドコフ(ブルガリア)
チアゴ・シウバ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
パウロ・チアゴ(ブラジル)
キム・ドンヒョン(韓国)

<ライト級/5分3R>
五味隆典(日本)
マック・ダンジグ(米国)

<ライト級/5分3R>
ジョン・タック(米国)
ジャン・ティエチュエン(中国)

<バンタム級/5分3R>
水垣偉弥(日本)
ジェフ・ホウグランド(米国)

<バンタム級/5分3R>
アレックス・カサレス(米国)
手塚基伸(日本)

<フライ級/5分3R>
漆谷康宏(日本)
ジョン・リネケル(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
福田力(日本)
トム・デブラス(米国)

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