この星の格闘技を追いかける

【on this day in】12月29日──2007年

12 29 07【写真】IFL初代──そして最後の世界ヘビー級王者はロイ・ネルソン。 アントニオ・ジャウジーを(C)IFL

IFL World Grand Prix Finals
@コネチカット州アンカスビル、モヒガンサン
「IFLと聞いて、ピンとくる人がどれほど残っているだろうか。International Fight Leagueは2006年から2008年にかけて活動していたプロモーション。不動産&建築で巨万の富を得た人物と、世界40カ国で毎月300万部の発行部数を誇るコミックス&ゲーム&トイの専門誌の創刊者が握手して旗揚げ、Fox Sports NetでTV中継されていた。UFCを踏襲するのでなく、リング使用、4分×3R、エルボー禁止、チーム対抗戦を用いるなど、独自路線を敷いていた。ただし、チームは実際にファイターが所属するジム単位ではなく、LAアナコンダやクワッドシティ・シルバーバックスというように都市名+動物の名前を用い、IFLのTV画面のなかにだけ存在した架空のモノだ。コアファンがこれを受け入れず、カジュアルファンの導入につながらなかったことは、IFLが短命でその歴史に幕を閉じたことで明らかになってくる。そんなチーム制とは別に6階級トーナメント制GP戦を行い、5階級の決勝が行われたのが7年前の今日だった。フェザー級はヴァグネイ・ファビアーノ、ライト級がライアン・シュルツ、ウェルター級はジェイ・ヒエロン、ミドル級ではマット・ホーウィッチ、そしてヘビー級王者はロイ・ネルソンが王者に輝いた。厚い選手層と、MMAの周囲に渦巻いていた熱が、グラスルーツ・ショーやフィーダー・ショーだけでなく、メジャー・プロモーションを誕生させていた時代……。世界に広まったUFC、それに続くBellatorやWSOFが存在する2014年のMMAから、正直なところIFL、ボードッグ、エリートXCが生まれた頃のようなワクワクした感覚を持ちえなかった。贅沢は敵、ということなのだろうか」

on this day in──記者生活20年を終えようという当サイト主管・髙島学がいわゆる、今日、何が起こったのか的に過去を振り返るコラム。自ら足を運んだ取材、アンカーとして執筆したレポートから思い出のワンシーンを抜粋してお届けします。

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