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【UFC153】ブレイクはやいレフェリングも、ブランダォンは判定勝ち

2012.10.14

<フェザー級/5分3R>
ディエゴ・ブランダォン(ブラジル)
Def.判定3-0:30-27、30-27、30-27
ジョーイ・ガンビーノ(米国)

低い姿勢からハイキックを見せたブランダォンは、姿勢を崩しながらバックに回ってパウンドを連打する。懸命に立ち上がったガンビーノが距離を取ると、ブランダォンはローを蹴り込む。ガンビーノも左ローを返すと、ブランダォンはスイッチからサイドキックを繰り出し、オーソに戻したブランダォンは、再三左ハイを見せる。

左ジャブから前に出るガンビーノに、フックを思い切り振るうブランダォンは、ここでサイドキック。しかし、ガンビーノも右ストレートをヒットする。さらにブランダォンの蹴りを掴んで、ケージまでドライブしたガンビーノだが、足をすくわれテイクダウンを許す。

サイドを取ったブランダォンは、右ヒジを顔面に落とし、パウンドへ。ニーインからマウントを狙ったが、ガンビーノが足を入れハーフに。左のパウンドを落とすブランダォンに対し、右足を戻したガンビーノがハイを避けながら立ち上がって、左ジャブから左ローを入れた。スピニングバックキックを受けながら、フックを返したブランダォンは組みつかれた状態で初回を戦い終えた。

2R、1分過ぎに右を打ち込んだブランダォンがダウンを奪う。そのままマウントを取るが、ガンビーノはハーフに戻る。足が抜けないブランダォンだが、足を戻しクローズドガードを取ったガンビーノに左エルボーを落とす。さらに右ヒジを落としたブランダォンは、ガンビーノの腕十字狙いも立ち上がって腕を引き抜く。

レフェリーはここでブレイクを命じて、試合がスタンドへ戻ると、組みついてきたガンビーノを逆にケージに押し込んだブランダォンが、ダブルレッグから持ち上げてテイクダウンへ。かなり体力を使う攻撃を見せるブランダォンはインサイドからエルボーを落とすも、ガンビーノが両脇を差してバタフライガードの態勢をとる。すると、ここでもレフェリーがブレイクを命じる。異様に組み技が短い、今大会のレフェリングだ。

最終回、左ジャブを伸ばすガンビーノは左フックから右を狙う。ブランダォンはミドルをキャッチして、右フックで再びダウンを奪うと、ガードを取るガンビーノに「立ち上がれ」とアピールする。直後にスタンドの展開でシングルレッグからケージにブランダォンを押し込んだガンビーノだが、態勢を入れ替えたブランダォンが腰をコントロールして、内掛けでテイクダウン。

クローズドガードのガンビーノにエルボーを落としたブランダォンは三角絞めを担いで、ハーフへ。すると、またもヤマサキはブレイクを命じる。かなり作為的にスタンド戦を促すレフェリーに従い、スタンドに戻った両者はスタミナとの戦いに。右ストレート、前蹴りを入れたガンビーノに対しブランダォンも右を打ち込む。観客を煽る一方で、足を使ってスタミナのロスをごまかし切ったブランダォンは、フルマークの判定勝ちを収めた。

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