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【RFC20】成長一途イ・ユンジュン、タイトル挑戦ヘ向け「予想は有利? 当然です」

Lee Yoon-Jun【写真】この1年で目に見えて総合力が上がったイ・ユンジュン(C)MMAPLANET

14日(日・現地時間)にソウル・オリンピックホールで開催されるRFC20。そのメインでイ・ギルウの持つRFCバンタム級王者に挑むイ・ユンジュン。

このところ、メキメキと力をつけ、8月のチアゴ・シウバ戦ではミドルキック一発で勝負を決めた。大塚隆史、釜屋真、CORO戦での勝利と、日本人キラーという一面も持つイ・ユンジュンだけに、日本のバンタム級ファイターも無視できないタイトル戦となる。そんなイ・ユンジュンにタイトル戦の意気込みを尋ねた。

──試合まで1週間、今の体調は?

「とてもいいです。ベストコンディションを維持できています」

──今回のタイトル戦に向け、所属するチームONEだけで練習しているのでしょうか。

「最近はチーム・フォース、チームMAXでも練習しています。特定の誰かと練習するためというよりは、自分の技術が他の選手たちと交わった時、どれだけ通用するか試したかったためです」

──王者イ・ギルウ選手の印象を教えてください。

「ギルウさんには弱い印象は持っていません。毎回相手をフィニッシュし、とても強い印象を持っています」

──その印象はトーナメント優勝時のモノでしょうか。それとも、あのあと力を伸ばしてきたことを考慮してのものですか。

「トーナメント優勝時の印象、そのままですね」

──そのイ・ギルウ選手が優勝したトーナメントでイ・ユンジュン選手は準決勝で敗れました。あの頃と比較して、どの辺りが成長したと考えていますか。

「自分のどこが強くなったか詳しく言えませんが、とにかくトーナメントの頃はまだまだ未熟なファイターでした。ただその後は色々なスタイルをうまく採り入れることが出来たので、今はオールラウンド、全局面で強くなれていると思います」

──イ・ギルウ選手はストライカーです。寝技に持ち込むか、打撃で対抗するか、どちらを考えていますか。

「両方ですね。どちらの局面になっても、自分の方が優っていることをお見せします」

──TJ・ディラショーのスタイルを採り入れてきましたが、スイッチして左ミドル以外も、何か技術的な部分でTJの技術から取り入れたものはありますか。

「それ以外にはありません。他人のスタイルをいくつも採り入れすぎると、”毒”になることもあります。まずは一つ一つ採り入れたものをしっかり反復しながら、より確実に自分のモノにしようとしています」

──今回、王者にブランクがあり、イ・ユンジュン選手が有利という見方もあります。このような前評判の高さについては、どのような印象を持っていますか。

「ブランクの間に、自分が伸びてきたので当然のことだと思います」

──大会当日、会場にはソン・ガヨン選手目当てのファンも多く集まると思われます。そんなファンに、MMAの面白さ、素晴らしさを理解してもらうには、どのようなファイトをしたいと思っていますか。

「毎回フィニッシュしようと心掛けているのですが、フィニッシュこそMMAの面白さを伝えられる最大の武器だと思います」

──では最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

「今回も熱い試合をお見せします! カムサハムニダ、アリガトウ」

■RFC20対戦カード

<ROAD FCバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] イ・ギルウ(韓国)
[挑戦者] イ・ユンジュン(韓国)

<女子アトム級/5分2R>
ソン・ガヨン(韓国)
高野聡美(日本)

<ミドル級/5分3R>
パク・ジョンギョ(韓国)
ソン・ヘソク(韓国)

<バンタム級/5分2R>
キム・ミンウ(韓国)
ムン・ジェフン(韓国)

<バンタム級/5分2R>
パク・ヒョングン(韓国)
ハン・イムン(韓国)

<80キロ契約/5分2R>
キム・デファン(韓国)
ダグラス・コバヤシ(ブラジル)

■ Young Guns 19 対戦カード
<フライ級/5分2R>
山上幹臣(日本)
ユ・ジェナム(韓国)

<フェザー級/5分2R>
キム・ジヒョン(韓国)
チョ・ヨンスン(韓国)

<バンタム級/5分2R>
ジョン・ジンスク(韓国)
ジョン・ジュンホ(韓国)

<バンタム級/5分2R>
キム・デミョン(韓国)
チェ・ムソン(韓国)

<ライト級/5分2R>
ムングントスズ・ナンディンエルデン(モンゴル)
アン・ジュンヨン(韓国)

<ライト級/5分2R>
パク・チョンイル(韓国)
キム・イサク(韓国)

<フェザー級/5分2R>
イ・サンヒョン(韓国)
キ・ウォンビン(韓国)

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