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【Bellator131】ナム・ファンを秒殺、マイク・リッチマン 「次はダンタスかシウバ、それかLC・デイビス」

Richman def Nam Phan【写真】左2発でナム・ファンを沈めたリッチマン。シーズン8は決勝進出もシーズン10は初戦敗退だったフェザー級からバンタム級で王座を目指す (C)MMAPLANET

15日(土・現地時間)、カリフォルニア州サンディエゴのザ・バレービューカジノ・センターで開催されたBellator 131「Tito vs Bonnar」でナム・ファンを46秒で倒したマイク・リッチマン。

フェザー級時代から定評のあった強打のサウスポーが、バンタム級転向について語った。
Special thank to INFY

──素晴らしい勝利でした。

「サンキュー」

──今回はキャッチウェイトになってしまいましたが、バンタム級転向を決意した理由を教えてください。

「スピードと打撃のパワーを最大限に生かそうと思ったからだよ。今日の試合がキャッチウェイトになってしまったの、ナム・ファンが体重を落とさなかったからだよ。計量の日の朝に『ナムが体重を落とせない』って電話が入った。彼はどうあっても143ポンドより体重が落ちないって。そこでベラトールと交渉して、143ポンドのキャッチウェイトで戦うことになった。まぁ、それだと体重を増やさないといけないぐらいまでに僕はなっていたけどね。バンタム級で戦いたかったけど、ナムがもう落としたくないってことだったんだ。

計量の日の朝にそんな連絡が入って、ちょっとイラッとしたよ。だって対戦相手が体重を落とさないなんてことを想定して体重を調整するわけにはいかないから。僕は懸命に体重を落としていたのに、向こうは諦めた。ファンは期待しているし、試合をするための条件を整えて、戦うことにした。モチベーションを失わないように懸命に努めたよ」

──左ストレート2発で事実上、試合は決まりました。

【写真】非常に静かな口調で話すリッチマン。バンタム級が面白くなりそうだ(C)INFY

【写真】非常に静かな口調で話すリッチマン。バンタム級が面白くなりそうだ(C)INFY

「僕はトリッキーなサウスポーで、ナムはオーソドックス。これまでも右利きの相手を僕の左はパワーとスピードで圧倒してきた。まぁ、ナムが殴り合いを挑むなら、それを受けて立つまでだった。向こうにとって分が悪いことは分かっていたからね。そして、これまで通りの試合をまたやり遂げたってことさ。スタンドで戦い終わらせる──作戦を全うできたよ」

──元UFCファイターを秒殺で倒せたことについて、どのように思っていますか。

「過去何年もナムはフィニッシュされていない。UFCでもKO負けはないはずだ。そういう相手と戦う時は、燃えるんだ(笑)。ナム・ファンを倒せたことは意味があると思う」

──試合後、ベラトール世界バンタム級王者ジョー・ウォーレンへの挑戦をアピールしていました。

「ジョー・ウォーレンと戦って、タイトルが欲しい。ただ、彼は3月にマルコ・ロウロと王座防衛戦を戦うことが決まっている。だからケガでもしないと、8月ぐらいまで挑戦はできないだろう。そうなると、僕も途中で試合を挟むしかないよね」

──タイトル挑戦まで1試合挟むとすれば、どのような相手と戦いたいですか。

「挑戦者決定戦のようなカードを望むよ。ドゥドゥ・ダンタス、ハファエル・シウバ、LC・デイビスあたりになるんじゃないかな。まぁベラトールが組む相手と戦うだけだけどね。僕のゴールはベラトールのチャンピオンになることだ。そしてバンタム級で世界のトップになること。バンタム級で名前が残るファイターになりたい」

──ナム・ファンは日本でも戦っていて、日本のMMAファンもこの試合をフォローとしていたと思います。そんな日本のファンにメッセージをお願いします。

「日本のMMAファンに僕の試合を楽しんでもらえるよう頑張るよ。だから、僕の試合もフォローしてほしい」

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