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【TOPKING WS】グリゴリアン初戦突破。ブアカーオ&パコーンも貫禄のKO勝ち

TOPKING WS【写真】ロクエニを寄せ付けなかったグリゴリアン。髭を蓄え以前より精悍さが増している。写真は計量時のモノ(C)TOPKING WS

15日(土・現地時間)、フランス・花の都パリにあるヴェロドローム・ナショナルでTOPKING World Series「FRANCE Tournament」が開催され、全16選手参加の70キロトーナメント=TOPKING World Series 70キロトーナメント1回戦のうち4試合が行われた。

9月のベラルーシ大会が旗揚げ戦となったTOPKING World Series(以下、TOPKING)。大会の主軸は70キロ以下・16選手参加のトーナメントで、ベラルーシ大会で1回戦4試合を実施。TOPKINGの顔と言うべきブアカーオ・バンチャメーク、アンドレイ・クレビン、デュミトロ・コンスタンティノフ、ハヤール・ジャニエフらが決勝進出を決めている。今回のパリ大会はトーナメントの残り4試合とブアカーオらが出場するスーパーファイトで構成され、トーナメントの合間にスーパーファイトを挟む形で大会が進行した。

ベラルーシ大会は試合前に選手がワイクルーを踊り、試合中にはタイの民族音楽が流れる完全ムエタイ仕様だったが、パリ大会では各選手が自コーナーと同じ色の肘パットを着用。同じトーナメントながら、ベラルーシ大会では肘パットなし、フランス大会は肘パットありというルールで行われた。

そんなトーナメント第1試合でいきなりマラット・グリゴリアンとアブラハム・ロクエニが激突。K-1ルールの猛者同士がムエタイルールで拳を交えるという興味深い一戦が実現した。

試合開始のゴングが鳴ると、いつものようにガードを上げてプレッシャーをかけるグリゴリアン。それを嫌ったロクエニが首相撲に持ち込むも、グリゴリアンはそれに応じてヒザ・ヒジを繰り出す。下がりながら右ストレートと右ハイを見せるロクエニだったが、グリゴリアンはロクエニをコーナーやロープに詰めて右ハイキック、左アッパーから右ストレート、左フックと手数を増やす。

2Rに入っても勢いが衰えないグリゴリアンは右ローを蹴ってロクエニをロープまで後退させる。ロクエニも奥足ローと左ミドルを蹴り返し、左ボディと右ヒジを狙うが、グリゴリアンは下がらない。インローを蹴って前に出ると右ストレート、左の縦ヒジ、コーナーを背負うロクエニに右ヒジを叩き込んだ。

3R、首相撲の攻防になるとグリゴリアンがロクエニをマットに転がす。ガードを高く上げて前に出るグリゴリアンに対して、奥足ローを狙い撃ちするロクエニ。それをもらっても下がらないグリゴリアンは再び首相撲でロクエニを崩すと、左フックを効かせてから距離を詰めて左右のヒジ。右ストレート・右アッパーをコンパクトなパンチで攻め込み、終盤に右フックでダウンを奪う。

このまま試合終了となり、3R前に出続けてダウンを奪ったグリゴリアンが判定勝利で準々決勝へ。K-1ルールを主戦場にするもの同士の対戦だったとは言え、グリゴリアンはヒジ・首相撲を違和感なく使いこなしてロクエニを撃破した。1回戦を突破した8選手によるファイナル・トーナメント(12月20日香港)ではブアカーオやクレビンなどムエタイスタイルの選手たちとの対戦が見たいところだ。

その他のトーナメント1回戦ではKO決着が続いた。第2試合でニクラス・ラーセンはウラディミール・コンスキーをパンチでKOすると、第3試合のマーチン・パルチェータ×アジズ・ハラリではパルチェータがバックブローでダウンを奪ったあと、3Rの首相撲の攻防でハラりが脳天からマットに転倒。そのままダウンカウントが数えられ、レフェリーが試合を止める珍しい決着となる。

そして第4試合ではK-1 WORLD MAX2012で名城裕司の顎を骨折させて長期欠場に追い込んだリース・マカリスターがクリス・ボウソーコーを首相撲からのヒザ蹴りで粉砕。グリゴリアン、ラーセン、パルチェータ、マカリスターが準々決勝に駒を進めた。

またベラルーシ大会のスーパーファイトでは3戦全敗というまさかの結果に終わったタイ勢だったが、この日は強さを発揮した。まずはレベルスでヤスユキに完勝したばかりの現ルンピニースタジアム王者パコーン・PKセンチャイムエタイジムは1Rで貫録のKO勝利。

サンサタン・ソー.スラディーは“ゲーオに勝った男”として知られる地元フランス出身のディラン・サルバドールに引き分けたものの、大声援に迎えられたブアカーオはシュートボクシングで来日経験があるスティーブ・モクソンを寄せ付けず。ボディへのヒザ蹴りとヒジ打ちで合計4度のダウンを奪ってモクソンを沈め、先日タイ・パタヤで行われたK-1 WORLD MAX決勝戦で途中棄権した汚名返上の勝利を収める。最終試合に登場したトンチャイ・シッソーンピーノーンも首相撲でサミー・サナをコントロールし続け、タイ勢が3勝1分でスーパーファイトを勝ち越した。

■TOPKING World Series France試合結果
<TOPKING WS70キロトーナメント1回戦/3分3R>
リース・マカリスター(英国)
Def.2R by KO
クリス・ボウソーコー(フランス)

<TOPKING WS70キロトーナメント1回戦/3分3R>
マーチン・パルチェータ(ポーランド)
Def.3R by KO
アジズ・ハラリ(モロッコ)

<TOPKING WS70キロトーナメント1回戦/3分3R>
ニクラス・ラーセン(デンマーク)
Def.1R by KO
ウラディミール・コンスキー(スロヴァキア)

<TOPKING WS70キロトーナメント1回戦/3分3R>
マラット・グリゴリアン(ベルギー)
Def.3-0
アブラハム・ロクエニ(スペイン)

<スーパーファイト/72キロ/3分3R>
トンチャイ・シッソーンピーノーン(タイ)
Def.3-0
サミー・サナ(フランス)

<スーパーファイト/70キロ/3分3R>
ブアカーオ・バンチャメーク(タイ)
Def.3R by KO
スティーブ・モクソン(豪州)

<スーパーファイト/67キロ/3分3R>
サンサタン・ソー.スラディー(タイ)
Draw
ディラン・サルバドール(フランス)

<スーパーファイト/66キロ/3分3R>
パコーン・PKセンチャイムエタイジム(タイ)
Def.1R by KO
ジミー・ヴィノット(スイス)

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