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【Invicta FC09】11月1日、端タイトル挑戦+浜崎&魅津希も出場。12月5日はサイボーグ、初バンタム級戦へ

Barb Honchak vs Takayo Hashi【写真】ホンチャック×端貴代。ミッシェレ・ウォーターソン×玉田育子に続き、2大会連続で日本人選手がインヴィクタ王者に挑むこととなった(C)MMAPLANET

23日(火・現地時間)、INVICTA FCより次回=第9回大会が11月1日(土・同)にアイオア州ダベンポートのリバーセンターで開催され、メインで端貴代がバーブ・ホンチャックの持つインヴィクタ女子フライ級王座に挑戦することが正式発表された。

これまでカンザスとミズーリ、いずれにしても州を挟んだカンザスシティを本拠に8度のイベントを開いてきたインヴィクタが、いよいよベースを離れて他の都市に進出を果たすこととなった。ダベンポートは同州ベッテンドーフとミシシッピー川の対岸イリノイ州ロックアイランド、モリーンと都市圏を形成しており、クァッドシティズと呼ばれている。コミッション認可前から、MMAが盛んな土地で古くは1996年にクワッドシティズ・アルティメットというイベントが開催され、同大会で結果を残したパット・ミレティッチ率いるミレティッチMMAにより、この地域から数多くのファイターを世に送り出してきた。

王者ホンチャックは、そのミレティッチMMA所属で御当地チャンピオン。36歳の端に対し、35歳のホンチャック――大人の女性による世界戦となる。筋肉質のホンチャックは、オーソの構えから相手の攻撃を見て、安全な距離から左ジャブ、左フック、そして右のストレートやオーバーハンド気味のパンチで試合を組み立てる。ミレティッチの教えを受けていることもあり、かなりソリッドな戦いをすると見て良いだろう。ただし、そのパワーはやはり端がこれまで多くを戦ってきた日本人選手を上回り、接近戦でのヒザ蹴りなどは警戒が必要だ。

キャリア9勝2敗の王者に対し、端は15勝4敗1分で海外遠征もこれが6度目、経験では決して負けていない。ただし、国内では優れたフィジカルを生かし、正攻法で勝ち続けてきた端も外国勢との対戦では、やはり真正面から戦うと体力の違いに苦しむ場面が多く見られる。過去5戦は2勝2敗1分の端、世界レベルの戦いに挑むチャンスを手にし、どのようなアジャストが見られるか。なお、同大会には日本から浜崎朱加、魅津希も出場し、それぞれがエリカ・チブリシオ、カロリーナ・コバケビッチと対戦することが決まっている。また12月5日(土・同)のインヴィクタ10でクリスチャン・サイボーグが、バンタム級初戦を戦うことも発表されている。今月、10カ月振りにイベントを開いたインヴィクタが、年の瀬に向けて俄然勢いが出てきたようだ。

■ Invicta FC 09対戦カード

<Invicta 女子フライ級選手権試合/5分5R>
バーブ・ホンチャック(米国)
端貴代(日本)

<女子ストロー級/5分3R>
魅津希(日本)
カロリーナ・コバケビッチ(ポーランド)

<女子アトム級/5分3R>
浜崎朱加(日本)
エリカ・チブリシオ(ブラジル)

<女子フェザー級/5分3R>
ケイトリン・ヤング(米国)
シンディ・ダンドワ(ベルギー)

<女子アトム級/5分3R>
ニクダリ・リベラ(米国)
ジョディ・エスキベル(米国)

<女子アトム級/5分3R>
アンバー・ブラウン(米国)
リズ・マッカーシー(米国)

<女子フェザー級/5分3R>
アマンダ・ベル(米国)
マリア・フーガード・デュアサー(デンマーク)

<女子フライ級/5分3R>
シャノン・シン(米国)
アンドレア・リー(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ジェイミー・モーイル(米国)
ジェニー・リオウ・シュライバー(米国)

<女子フェザー級/5分3R>
メーガン・グッドウィン(米国)
ケリー・マギル(米国)

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