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【Revolution 02】リングで戦わなかったチェ・ホンマンは、戦いの舞台は裁判所に?

hongman【写真】リングが撤収されているのをバックに自らの立場を説明したチェ・ホンマン。戦える体調にない――という説もある(C)Moozine

12日(金・現地時間)、ソウルのSKオリンピック・ハンドボール体育館で行われたRevolution02「Start of the Revolution」――チェ・ホンマンが出場拒否問題。その後さらなら詳細と現状が韓国から届き、主催者エンタウォンとチェ・ホンマンの間で、争いは法廷の場に持ち込まれそうな事態になっていることが明らかとなった。
Text by Choi Woo-Suk

不穏な空気はイベント開催前から漂っていた。まず、会場に設置された観戦用の椅子が代金未払いを理由に一度、撤収されるという事件が起こった。さらにチェ・ホンマン以外ともファイトマネーの未払いによって、主催者側とトラブルが生じていた模様だ。どうやら、今大会のファイトマネーは大会前に2週間前に前金として半額が、試合までに残りの額が支払わせるという形式(大会前に前金半額、大会後2週間に残額という話もある)が取られていたようだが、残りの額が支払われない可能性があるということでトラブルに発展。一説によるとエンタウォンのジョン・サンギル代表が土下座をして、選手側を説得、月曜日までに残額を支払うことで事態は落ち着きを見せることとなった。

イベントは始まり、一度は解決を見かけた問題も、チェ・ホンマンはインターバル中に「もう戦わない」と会場から姿を消してしまう。主催者サイドとしては、試合順を変更してチェ・ホンマンのマネージャーサイドと話し合いを続けたが、彼らが応じることはなかった。イベント終了後、会場に戻ったチェ・ホンマンはマネージャーとともに当日取材に訪れた記者陣を集め、自らの立場を説明する会見を行った。彼自身が語ったボイコット理由は2つ、一つは上記にあるファイトマネーの未支給。8000万ウォンのうち、4000万ウォンを手にしていないこと、そして主催者が用意したMMAグローブが小さく、フィットせず試合ができないというものだった。

グローブの件に関しては、チェ・ホンマン陣営では予め自らが使用しているグローブを主催者に送り、試合用グローブを制作してもらっていたにも関わらず、サイズの合うモノでなかったとのこと。このチェ・ホンマン側の会見の後、エンタウォンのジョン・サンギル代表は対戦予定だったカルロス・トヨタ、そして日本から選手を引率したCMA諸岡秀克代表の立会の下、記者会見を開き、チェ・ホンマン以外の出場選手へのファイトマネーの未払いの件を認め、ここは謝罪。グローブ問題に関しては初耳で、「ホンマンがお金の問題だけではイメージが悪いので、屁理屈を言っている」と主張した。

試合から4日が過ぎた15日(月・同)の時点で、日本人出場選手や他の韓国人選手にファイトマネーは支払われたらしいが、チェン・ホンマンとエンタウォンは、メディアを通して舌戦を繰り広げている。レボリューション側は大会PRのための撮影や公開練習などに非常に非協力的だったチェ・ホンマンは、もとから試合をする気がなかったと口激し、チェ・ホンマはこれを否定。出場選手へのファイトマネーの残額の支給など後処理に追われているなかで、主催者はチェ・ホンマンに対して、裁判所に損害賠償の請求を求める動きを見せ始めた。

実際に今回の件が、法廷闘争に持ち込まれると、チェ・ホンマンの立場は厳しいモノになるというのが現地での見方だ。韓国の弁護士によると、このようなケースは韓国内でも非常に特別なケースで、しっかりと事実関係の調査が必要となるが、一般的に韓国では手付金的な前払いによる契約は、全額の10パーセントが基本の割合で、20パーセントを越えた場合は契約が成立したと判断されるケースが多いそうだ。よって半額の支払いを受けているチェ・ホンマの契約違反になる可能性が高いという。

また前金を手にした者が契約を履行しなかった場合、契約違反として残額分を賠償金として支払ったケースも以前に見られている。レボリューション側としては、契約金のみならずチェ・ホンマンのボイコットによって発生した損害も、上乗せし損害賠償に訴えるようで、チェ・ホンマンは契約金以上の代償を払うことも大いにあり得ると見られている。リングでは戦わなかったチェ・ホンマンだが、法廷での闘いには応じるのか、今後の推移を見守りたい。

※同大会のレポートのなかで、チェ・ホンマンが花道まで姿を現したという一文がありましたが、実際にはリハーサル時の模様オープニングセレモニーの模様でした。訂正とともにお詫び申し上げます。

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