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【Strikeforce】ロックホールド、テイクダウン&スプロール戦を制す

Rockhold vs Kennedy

【写真】荒い打撃戦からテイクダウン&スプロールの消耗戦でルーク・ロックホールドが、ティム・ケネディを破る(C) ESTER LIN/Showtime

<ストライクフォース世界ミドル級選手権試合/5分5R>
ルーク・ロックホールド(米国)
Def.判定3-0:49-46、49-46、49-46
ティム・ケネディ(米国)

距離を詰めるロックホールドに対し、右を振るうケネディ。右を空振りしたチャンピオンだが、そのままケネディをケージに押し込む。中央に戻ると、右の大振りから左フックをヒットさせたロックホールドが再び組みついてケージにケネディを押し込む。

ヒザを突き上げて抵抗するケネディに対し、ロックホールドは距離を取り直す。右フックを決めたロックホールドが、距離を取ろうとするケネディに左から、右を再びヒットさせ組みついていく。逆にダブルレッグでテイクダウンに成功した挑戦者は、腰をコントロールしてロックホールドを立たせない。

ハーフガードからキムラを仕掛けたロックホールド、ケネディはこれを引抜いてサイドへ。背中を預けて立ち上がったロックホールドとケネディは胸を合わせると、初回終了した。

2R、ケネディのシングルレッグに対し、バックに回ったロックホールドはハーフバックからバランスをキープして、鉄槌を落とす。胸を合わせたケネディが立ち上がり、試合はケージ中央で再開される。すぐにケージ際に押し込まれるチャレンジャーだが、王者のオープン気味の右ストレートを受ける。前蹴りに右フックを合わせたケネディは、ラウンド中盤にヒザをついたダブルで、王者を押し込む。ロックホールドは距離を取ると、ローから左ストレートをヒットさせる。ケネディは右ミドルを連続したが、ペースを握るまでに至らず2Rが終了した。

3R、ケネディはロー、ロックホールドがミドルを見せる。直後に組みついたケネディだが。テイクダウンに至らない。ここでブレイクが命じられ、再び打撃の距離になるとロックホールドの右を受ける。右ロー、右ハイとケネディは続けるが、ローにストレートを合わされてしまう。下がるシーンが多くなったケネディは、低い位置から組みつき、バックに回ると足をフック。ロックホールドが立ち上がって難を逃れる。

4R、右ジャブを伸ばすロックホールドは、続いて左ハイへ。基本的に下がるファイトのケネディをケージ際に追い詰める。ケージ際を背にした展開が多い。すると、ケネディの右に左を合わせてダウンを打った王者は、そのままマウント狙いに。ケネディは足を戻し、立ち上がるもロックホールドに押し込まれる。ここでバランスを崩した王者がバックを奪われる。

最終回、 ケージ際を左に回るケネディを、なかなか捉えることがでないロックホールド。ケネディのシングルを潰して、バックをうかがうが突っ込み過ぎて、バランスを失うと、上を取られてしまう。残り30秒を切っても、胸を合わせた組み合いは続き、試合はタイムアップに。荒い打撃を挟み、テイクダウンの攻防に終始、やや単調なスタミナ合戦となった感のある世界戦は、ルークホールドが3-0で2度目の王座防衛を果たした。

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