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【RFC18】元UFCブラジリアン2名、女子戦2試合に引退記念試合、注目はライト級サバイバル戦

Kim Chang-Hyun vs Kim Seok-Mo【写真】キム・チャンヒョンとキム・ソクモ。チュモギンダオ世代の台頭もあり、存在感を示す必要がある両者の対戦に注目 (C)MMAPLANET

30日(土・現地時間)に前回大会から13日というインターバルで、ROAD FCが18度目の大会をソウルのグランドヒルトン・コンベンションセンターで開催する。同会場の使用は統一されたKorea大会の流れで、一応はナンバーシリーズとはなっているものの、KOREA大会色の強いラインナップとなっている。

メインのみが3R制で他の試合は全て2R制となるなか、そのメインではノヴァウニオンの元UFCファイター、ルイス・ベイザォン・ラモスが1年4カ月振りの参戦を果たす。前回は韓国ウェルター級トップの一角を占めるチャ・ジョンファンと引き分けたラモス、UFCでは2戦2敗だが対戦相手はエリック・シウバとマット・ブラウン、それこそ連勝していればタイトル戦線が見える位置にあるような厳しいマッチアップで苦い思いをしたファイターだ。

対戦相手のキム・フンはLegend FC時代に現UFCファイターのロバート・ワイッタカーに勝利しているものの、その後は中村K太郎、ミノワマンに連敗中。ぺ・ミョンホが兵役に就いた後のウェルター級戦線で、頭角を現すには番狂わせを起こす必要がある。今大会ではもう一人、マルコス・ビナというUFCベテランが参戦。さらにハム・ソヒのRFC2戦目、端貴代と分けたキム・ジヨンも出場し女子戦が初めて2試合組まれ、RFC審判長を務めるジャン・ドクヨンの引退試合も行われる。そんななか、注目したいのがキム・ソクモの復帰戦だ。

RFCライト級王座決定トーナメントの初戦でヴィシール・コロッサに敗れ、台湾・プロFCでの復帰戦も不覚を取り、ついに戦績が5勝7敗と黒星が2つも先行するようになってしまったキム・ソクモ。ただし、その勝ち星や負け星だけで語ることができないディープなキャリアを重ねてきた。元UFCファイターで現在はRevel FCで戦うウィル・チョープ、現PXCウェルター級王者ゼバスチャン・カデスタム、グレゴー・グレイシー、鈴木信達とOFC世界ウェルター級王座を争うはずだったアダム・カユーンらと国際戦を経験、チョープには腕十字で勝利もしている。

そんなジョン・ムンホンRFC代表率いるチーム・フォース期待のストライカーと対戦するのは、キム・チャンヒョン――そうアームバー・キムだ。キム・ソクモ同様ライト級T出場も、初戦で久米鷹介に敗れ、一時はフェザー級転向を試みた。しかし、体重を落とし切れないで不戦敗という失態を見せて以来、ようやく名誉挽回の場が与えられた。クォン・アソルという目標ができたRFCライト級戦線で、生き残るのはどちらになるのか。そんなライト級のサバイバル戦は、キム・チャンヒョンとハム・ソヒが付き合っていることもあり、カップル同時参戦としても韓国内で話題となっている。

■ ROAD FC18 対戦カード

<ウェルター級/5分3R>
キム・フン(韓国)
ルイス・ラモス(ブラジル)

<女子アトム級/5分2R>
ハム・ソヒ(韓国)
アリョーナ・ラソヒーナ(ウクライナ)

<バンタム級/5分2R>
ムン・ジェフン(韓国)
マルコス・ビナ(ブラジル)

<フェザー級/5分2R>
ジャン・ドクヨン(韓国)
伊禮宣仁(日本)

<女子60kg契約/5分2R>
キム・ジヨン(韓国)
神風萸暉美(日本)

<ライト級/5分2R>
キム・ソクモ(韓国)
キム・チャンヒョン(韓国)

■ Young Guns17 対戦カード

<72kg契約/5分2R>
キム・ウォンギ(韓国)
アン・ジュンヨン(韓国)

<フェザー級/5分2R>
チョ・ビョンオク(韓国)
チョ・ヨンジュン(韓国)

<ウェルター級/5分2R>
ソン・ギュソク(韓国)
ペ・ジョンミン(韓国)

<ライト級/5分2R>
ソン・ジンホ(韓国)
ユン・ソンジュン(韓国)

<バンタム級/5分2R>
カン・ジョンハン(韓国)
キム・ヨングン(韓国)

<ライト級/5分2R>
パク・チャンソル(韓国)
ヨ・ミョング(韓国)

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