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【UFC148】ソネン「全てを賭けてきた」×アンデウソン「躾をする」

Sonnen vs Anderson

【写真】チェール・ソネンの差別用語とも取れるトラッシュトークに、公の場で反論をしたアンデウソン・シウバ。いよいよ2010年8月7日以来、2度目の対戦の時を迎える(写真は前回の対戦より試合後のプレスカンファレンスから) (C) MMAPLANET
※昨日の記事に一部、誤った解釈があったため、一部訂正してお送りします。申し訳ありませんでした。

7月7日(土・現地時間)にラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナで開催されるUFC148「Silva vs Sonnen II」のメディアコールが25日(月・同)に行われた。同大会のメインでUFC世界ミドル級のベルトを賭けて戦うアンデウソン・シウバとチェール・ソネン、そしてダナ・ホワイトのコメントの要約がUFCより届いたので、ここでお伝えしたい。

今回のテレカンファレンスでは、いつもは冷静沈着なアンデウソンが、これまでの鬱憤を晴らすかのように、通訳のエド・ソアレスを通し、相当な勢いでソネンを口撃している。

アンデウソン・シウバ
「歯が全部抜けるほどヤツの顔面をメチャクチャにしてやる。ソネンが今、僕が何を話しているのか聞いていることは分かっているけど、もうお遊びは終わりだ。ソネンについてはこれ以上、何も話さない。これまでヤツが僕、僕の家族、そして僕の国について語ってきたことの報いを与える。UFCから追放してやるよ。本来はヤツの両親が教える必要があったマナーを、次の戦いで理解させる。僕がソネンをしつけてやるんだよ.

もう下らないトークは終わりだ。これまで味わったことがないようなくらい、思い切りアイツをぶちのめしてやる。申し訳ないが、オクタゴンの中で、このスポーツのイメージが変わるような試合をする。凄く、危ない試合になる。腕も折れる。足も折れる。自分の足でオクタゴンから出られなくなる。整形外科医の助けが必要になるんだ」

チェール・ソネン
「みんな、なぜ俺がアンデウソン・シウバのことを煽らないか理解できないかもしれないが、アイツは何も盛り上げる話もできないし、メディアをオクタゴンに注目させることなんて無理なんだ。アイツはただ2本の腕と2本の足が生えているだけで、自分が思っている以上にぶちのめされるんだ。もう、自分のために何かが必要というわけじゃない。でも、ベルトを巻く必要はある。全てを捧げてやってきた。UFCのチャンピオンになる。一晩のために、全てを賭けてきたんだ」

ダナ・ホワイト
「2006年からアンデウソン・シウバのファイトをプロモートしてきたけど、彼の口からこんな言葉が聞かれるとは思いもしなかった。アンデウソンは本来、誰をも尊敬していて、相手を尊重しない言葉を吐く人間じゃない。アンデウソンが悪態をつくのは初めて耳にした。同時に、ここまでチェール・ソネンが心の底から勝利を欲し、UFC王者になりたいという気持ちを吐露したのも初めてのことだ」

■UFC 148対戦カード

<UFC世界ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者]アンデウソン・シウバ(ブラジル)
[挑戦者]チェール・ソネン(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
フォレスト・グリフィン(米国)
ティト・オーティズ(米国)

<ミドル級/5分3R>
カン・リー(米国)
パトリック・コーテ(カナダ)

<ウェルター級/5分3R>
キム・ドンヒョン(韓国)
デミアン・マイア(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
チャド・メンデス(米国)
コディ・マッケンジー(米国)

<バンタム級/5分3R>
イヴァン・メンジバー(カナダ)
マイク・イーストン(米国)

<ライト級/5分3R>
グレジソン・チバウ(ブラジル)
カビブ・ヌルマゴメドフ(ロシア)

<ライト級/5分3R>
メルヴィン・ギラード(米国)
ファブリシオ・モランゴ(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
コンスタチノス・フィリッポウ(キプロス)
福田力(米国)

<ライト級/5分3R>
ジョン・アレッシオ(カナダ)
シェーン・ローラー(米国)

<ライト級/5分3R>
ハファエロ・オリヴェイラ(ブラジル)
ヨイスランディ・イスキエルド(米国)

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