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【LFC09】テイクダウン+トップコントロール、辰巳がLFC初勝利

2012.06.16

<ミドル級/5分3R>
辰巳豪人(日本)
Def.判定3-0:29-28, 29-28, 29-28
パット・クローリー(ニュージーランド)

4カ月振りのLFC出場となった辰巳は、サウスポーのクローリーに対し左回りで動き、左ジャブを見せる。いきなり左ハイを見せたクローリーに、辰巳は右アッパーを返していく。右を伸ばした辰巳、クローリーはジワリと距離を詰めて、左ローを繰り出す。クローリーの左フックに合わせて組みついた辰巳は、投げからトップを奪うと、勢いのあるパウンドを落とすと、腰をコントロールして立たせないようにする。

下からエルボー、さらにキムラを狙ったクローリーからハーフの態勢になった辰巳は、ヒジを押し付けて、左のパウンドを打っていく。胸を合せた状態から、上体を起こそうとするとクローリーが引き寄せる。残り10秒で左右のパウンドを見せた辰巳が、1Rを取った。

2R、初回と同様に左ジャブを出しながら左へ回る辰巳に対し、クローリーは左ストレートから、右エルボーを見せる。初回のように組みつけなかった辰巳に対し、クローリーが左ハイを見せると、クローリーのパンチで下がる場面が増えてきた辰巳だったが、クローリーが組みついて、フィッシャーマンキャリーを狙ってきたところで、潰してトップを奪う。

ハーフからマウントを一気にとった辰巳は、右のエルボー、肩パンチを落としていく。辰巳はクローリーのブリッジを潰し、胸をつけてパンチを落とす。足をフックして、胸を合わせたまま辰巳は勢いのあるパンチこそ落とせなかったが、2Rも試合を支配した。

最終回、すぐに組みついていった辰巳にアッパーを見せたクローリー。辰巳がそのまま押し込むが、レフェリーがブレイクを要請する。左を打ち込んだクローリーが、続いて右をヒットさせるが、辰巳は組みついてテイクダウン、試合をグラウンドに持ち込む。テッポウで返したクローリーが左のパウンドを落とすと、アキレス腱固めを見せて、そのままインサイドに入っていく。

辰巳はエルボーから、勢いのあるパンチを受けると、ハーフから起き上がろうとするも、潰されてしまう。シッティングガードの態勢になった辰巳に対し、首をコントロールしてトップをキープするクローリーがヒザ、さらに左の拳を落とす。右の鉄槌、左パウンドを受けながらも、辰巳は上体を起こし上を取り返す。場外に出たクローリー、レフェリーは辰巳のインサイドハーフの状態で、リング中央で再開を命じる。残り50秒、ブレイクが掛かりスタンドに戻ると、辰巳は右ワキを差してロープにクローリーを押し込むと、ダブルレッグに移行して、テイクダウンを奪う。そのまま試合終了までトップをキープした辰巳は、ジャッジ3人が29-28をつけ判定勝ちを手にした。

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