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【Bellator125】メルヴィン・マヌーフ、初陣はダグ・マーシャルと。KO必至対決、そのプロセスは??

Marshall vs Manhoef【写真】KO必至のマーシャル×マヌーフ。ただし、パンチ合戦となるとは限らない…… (C)BELLATOR & MMAPLANET

12日(火・現地時間)、ベラトールより9月19日(金・同)にカリフォルニア州フレズノのサーブマート・センターでBellator 125が行われ、メインでダグ・マーシャルを相手にメルヴィン・マヌーフがベラトール初陣を迎えることが発表された。

スコット・コーカー体制となり、トーナメントを廃しながら週一イベントが続くベラトール。一応は9月5日の123大会でシーズン11がキックオフという風にあおっているが、トーナメント制無き今、シーズン制を名乗る必要性もなくなった。そんな新体制ではコーカー好みのファイターの登用が始まっており、自然とマヌーフやボビー・ラシュリーなどStrikeforceで見た名前が含まれている。

18勝7敗で12のKO勝ちを収めているマーシャルと、28勝11敗1分けで26KO勝ちのマヌーフ。ベラトールが望んでいるファイトがいかなるものか想像に難くない。「こういう試合を夢見ていたんだ。2人のヘビーヒッターが殴り合う。典型的な瞬きのできないファイトになる。どっちかが1Rが終わる前に眠ることになるだろう。こんな試合を友人や家族の前で、俺がやってきたことを見せることができて嬉しいよ」とマーシャルは語る。

KO勝ち=パンチという思考でマーシャル本人、ベラトールも考えているようだが、元WEC世界ライトヘビー級王者(マーシャル)のスタンスは、マヌーフのローの餌食に非常になりやすいことが、頭から抜け落ちているようだ。あの強力なローキックは、マーシャルは経験したことはないはず。ただし、マヌーフもその蹴りを最大の武器にできない脛の裂傷という弱点をここ数年間は抱えてきた。

9月19日、フレズノの地でベラトールのケージに上がったマヌーフの右スネにサポーターやテーピングが確認できるか、否か。後者であればマーシャルが夢見た殴り合いに発展せず、足下から削られる試合となる可能性は非常に高い。そして前者であれば、彼の言った通り、どちらが倒れるか予想が付けられない殴り合いに発展するだろう。6月のGLORY出場時には脛は問題ないように見えたが、判定負けを喫しているマフーフ。その脛の具合如何に関わらずマヌーフ陣営としては、長身マーシャルの左ハイ、そしてヒザ蹴りを決して軽視してはならない試合となる。

■ Bellator125対戦決定カード

<ミドル級/5分3R>
ダグ・マーシャル(米国)
メルヴィン・マヌーフ(オランダ)

<ミドル級/5分3R>
ジェームズ・アーヴィン(米国)
ブライアン・ロジャース(米国)

<フェザー級/5分3R>
ゴイチ・ヤマウチ(ブラジル)
マーチン・ステープルトン(英国)

<ヘビー級/5分3R>
ジェヴィー・アヤラ(米国)
ラファエル・バトラー(米国)

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