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【UFC FUEL】序盤2Rをとったエドゥアルドが逃げ切りに成功

2012.05.16

<バンタム級/5分3R>
ジョニー・エドゥアルド(ブラジル)
Def.判定3-0:29-28、29-28、29-28
ジェフ・カラン(米国)

オーソ同士の一戦は、遠い位置から距離の測り合いでスタートした。カランの左ローに右を合わせようとしたエドゥアルドが左ローを返すと、カランもスピードに乗った右を伸ばす。伸張展開が続くなか、カランが左サイドキックを見せる。カウンター狙いのエドゥアルドはカランの右に左を合わせようとする。

エドゥアルドの左後回し蹴りが、カランの近づいた際に放たれ、ヒザが顔面をかすめる。カランのパンチに対し、エドゥアルドのカウンターや右ローが目立つようになり、試合は残り1分に。カランの左ミドルを冷静にブロックし、右ローを蹴りこんだエドゥアルドは、左から右ストレートを伸ばす。直後に初めて組みついたカラン、静かな初回はエドゥアルドが制したか。

2R、カランの左ジャブに右ローを合わせたエドゥアルド。続く右ローにカランの姿勢が乱れる。エドゥアルドの右ローにサイドキックからハイキックで対抗するカランだが、エドゥアルドの左フック、そして再び強烈なローを受ける。

カランが真正面に立って攻撃を続けるため、リーチの差がそのまま精度の違いとなり、エドゥアルドの右ローがその左足、ショートが顔面を捉える。カランの左ジャブをスウェイでかわしたエドゥアルドが、蹴りのフェイントで惑わせ、テイクダウン狙いもしっかりと見切る。

カランの右アッパーもスウェイ、ワンツーはヘッドスリップでディフェンスするエドゥアルド。2R終了10秒前のテイクダウンを阻止すると、左バックハンドブローを打ち込んで最終ラウンドを迎えた。

距離を詰めたカランに、ショートのフックをコンビネーションで打ち込むエドゥアルドは、テイクダウン狙いを切って、右ローを蹴り込む。左ジャブから、ローにつなげるエドゥアルド。そのローが急所に入り、試合は一瞬ストップする。すぐに再開し、カランの左がヒットすると、エドゥアルドが目を突かれたと懸命にアピールする。

右目を気にするエドゥアルドは、一瞬熱くなったところで、カランの攻撃を受ける。右ローを返しつつも、右目を気にし続けるエドゥアルド。試合の風向きが変わったか。残り2分、左ジャブを使って前に出るカランだが、テイクダウンは決まらない。エドゥアルドはこの回を落としても、安全圏で戦うことを選択したか、左へ下がるシーンが目立つ。そのエドゥアルドに左フックから、右ストレートを伸ばしたカランは残り20秒、右ストレート、右フックを振るって前に出る。

エドゥアルドは体を動かし、腕は伸ばさず距離を保ったままタイムアップを迎えた。結果、序盤2Rを取ったエドゥアルドがUFC初勝利を収めた。

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