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【BFC68】マルロン・サンドロ、ストラウスのレスリングに敗れる

2012.05.12

<フェザー級トーナメント決勝/5分3R>
ダニエル・ストラウス(米国)
Def.判定3-0:30-27,30-27,29-28
マルロン・サンドロ(ブラジル)

サウスポーのストラウスに、右ローを放つマルロン。右を伸ばすが、ストラウスはスッと距離を取る。ストラウスが、踏み込んで左ローを放つと、この一撃がマルロンの急所を直撃し後方に倒れ込む。腰を下ろしたまま、立ち上がることが出来ないマルロン。5分のインターバルで回復できるのか。

立ち上がってなお、急所を抑えるマルロンは、再び腰を下ろす。立ち上がってはしゃがみこむマルロンは、ファールファプを調整するも、険しい表情を浮かべる。5分が経過し、試合再開の応じたマルロンに観客が声援を送る。

残り4分20秒でリスタートした試合は、マルロンの間合いがやや広がったか。右ジャブを伸ばしたストラウスは、そのまま組みつき、ケージにマルロンを押し込んでテイクダウンを奪う。ハーフガードのマルロンは、立ち上がるもバックを許すと、ここで跳ね腰でストラウスを投げ切る。バックを許しそうになるも、マルロンがスタンドに戻ることに成功した。

ストラウスは、踏み込んで左ストレートを伸ばすと、シングルレッグへ。左足にしがみつくストラウスに、強烈なパウンドを落としたマルロンだが、スタンドでバックを許す展開が続く。残り40秒、腰をコントロールするストラウスに対し、頭をケージに詰めてマルロンが耐える展開が続き、そのまま1Rが終了した。

2R、右ジャブを伸ばすストラウス。距離が遠い展開が続く。ストラウスが1R同様に一気に距離を詰め、マルロンをケージに押し込む。試合が打撃の展開に戻ると、前に出てきたストラウスにマルロンの右アッパーがヒットする。

ストラウスの上体を起こし、テイクダウンの仕掛けを抑えたいマルロンだが、ストラウスも左ハイを見せる。マルロンのテイクダウン狙いを簡単に切ったストラウスのペースで試合は進む。ジャンピングニーからストラウスは、組みつき、またもバックへ。手をはがし、胸を合わせたマルロンは、右アッパーを放つも距離が遠い。ラウンド終了間際、距離を詰めて首相撲からヒザを見せたマルロンだったが、このラウンドも試合のペースはストラウスのものだった。

最終回、低い姿勢のストラウスに蹴りを放つマルロンは、直後に組みつかれるとケージに押し込む。レスリングの強いストラウスに対し、自ら距離を取ったマルロンだが、打撃でも攻勢を握ることはできない。

ストラウスは左ハイキックから、組みついてマルロンをケージに押し込む。態勢を入れ替えたマルロンが、シングルレッグからバックへ。胸を合わせてきたストラウスに対し、スタンドの肩固めを仕掛けたマルロン。ヒジを張って耐えるストラウスは動きが取れない。絞め続けるマルロンは、外掛けでテイクダウンを狙う。

2度目の外掛けで、フックを解いたマルロンがバックに回り、自ら距離を取る。残り1分、右フックが空振りになったマルロンは、ローを急所に受けたと間合いを取る。直後の攻防で組みつき、バックに回って投げを決めたのはストラウスだった。

そのままストラウスはバックマウント、リアネイキドチョークの態勢で試合終了のベルを聞き、勝利を確信したように両手を挙げた。勝利者コールの際に、すでに諦めた表情を浮かべたマルロン。両者が思うようにジャッジは、3-0でストラウスをトーナメントウィナーに選んだ。

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