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【SFL03】急所へのヒザ2発もトンプソンが、ラシュリーから判定勝ち

2012.05.07

<ヘビー級/5分3R>
ジェイムス・トンプソン(英国)
Def.判定3-0:29-28, 29-28, 29-28
ボビー・ラシュリー(米国)

右ストレートを伸ばしたラシュリーは、直後にシングルレッグでテイクダウンを奪う。そのままサイドに回ったラシュリー、ケージを使って立ち上がったトンプソンのヒザをボディに受ける。

頭をつけて、トンプソンをケージに押し込むラシュリーは、ダブルレッグの態勢に入るも、倒し切れず距離を取り直す。トンプソンのヒザに、思い切り左右のフックを振り回し、スクールボーイの要領でトップを奪うと、サイドに。ここでもトンプソンはケージを使って立ち上がり、ヒザをラシュリーのボディに蹴り込んでいく。

左右のフックを打ち込んだラシュリーは、簡単にテイクダウンを奪うも、トンプソンはここでも立ち上がる。距離を取ったラシュリーに、トンプソンの右がヒットする。遠い距離からダブルで組みつきドライブしたラシュリーだが、ここでもボディにヒザを受けてしまう。

すると、3発目のヒザ蹴りが急所を直撃し、ラシュリーにインターバルが与えられる。なかなか立ち上がることができないラシュリーは、立ち上がっても急所をおさえたままだ。観客は大きな声援を送り、ラシュリーはマウスピースを入れ直して臨戦態勢へ。

試合再開後、トンプソンは自ら組みつきヒザをボディに入れ、シングルレッグへ。ここはさすがに倒れなかったラシュリー。ラウンド終了間際に右を連打し、トンプソンの動きを止めてみせた。

2R、組みついたトンプソンがラシュリーをケージに押し込み、アッパーを受けながらもボディにヒザを連続で見舞っていく。さらにボディからアッパーを見せたトンプソン。ラシュリーはケージに詰められ、ヒザを受け続けるも、首相撲から逆にヒザを見せ、ダブルレッグへ。右ワキを差し返し、耐えるトンプソン。ヘビー級対決は、バチバチの殴り合いでなくMMAの根幹ケージレスリングの攻防に。

ブレイク後、左右のパンチを伸ばしたラシュリーは、テイクダウンに失敗するも、打撃の精度でトンプソンを上回る。そのトンプソンは、ラシュリーをケージに押し込んでヒザ蹴りからテイクダウンを狙う。ラシュリーのダーティボクシングに距離を取ったトンプソン、ラシュリーは再びクリンチアッパーを見せ、右エルボーを繰り出す。

両者、ヘトヘトになりながらケージ際で組み合うと、ラシュリーは自ら間合いを外す。パンチが2発連続で、空振りになったラシュリーは、2R終了と同時に急所の痛みか、スタミナ切れが原因か、前かがみになるシーンも見られた。

最終回、トンプソンのパンチは全くスピード感が感じられない。一方のラシュリーはといえば、パンチにこそスピードは残っているが、動き自体は非常に重い。ここでトンプソンのヒザが再び急所を捉え、苦悶の表情を浮かべる。観客はラシュリー・コールを送り、トンプソンにはブーイングを浴びせる。ヒザをついたまま、立ち上がることができないラシュリーに、レフェリーは回復を待ち続ける。

立ち上がったものの、足を引きずるように歩くラシュリーだが、無情にもレフェリーは試合再開を告げる。直後に組みついたラシュリーは、ケージにトンプソンを押し込む。態勢を入れ替えたトンプソンは、ボディを連打。ラシュリーはダーティボクシングを駆使するも、トンプソンがボディにヒザを突き上げる。

残り3分、ケージを背にしたラシュリーは、ワキを差されてパンチ、ヒザ、エルボーを受ける。しかし、ケージ際での組み+打撃戦は、ラシュリーが首相撲からヒザを顔面に蹴り込み、左右のフックでトンプソンを追い込む。

トンプソンも右を返し、スイッチに構えたラシュリーをケージに押し込んでいく。残り1分を切り、両者距離を取り直す。ラシュリーの右がヒットし、トンプソンの前進にはアッパーを打ち込む。残り10秒、ケージ際で足を止めて、ガード無視の殴り合いを続けた両者、ジャッジの裁定は3者とも29-28でトンプソンを支持した。

急所へのヒザにペナルティが無かったということだろうが、それでも反則行為は反則行為。これだけの接戦で、反則を犯したファイターが勝者になるのは、何ともラシュリーに気の毒な判定だった。
トンプソン、ラシュリー、ブラックマンバ、弁慶ら参戦:SFL03 全試合結果一覧

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