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【UFC FOX03】ヘンドリックスがコスチェックに競り勝つ

2012.05.06

<ウェルター級/5分3R>
ジョニー・ヘンドリッグス(米国)
Def.判定2-1:28-29、29-28、29-28
ジョシュ・コスチェック(米国)

 いきなり右前蹴りを見せたコスチェック、さらに右ハイを見せる。ヘンドリックスの重心を上げさせる目的か、蹴りを多用するコスチェックは、ヘンドリックスの前進に合わせパンチを繰り出す。

 眼の辺りを気にしたヘンドリックスは、ケージに詰まってコスチェックのフック、ハイを受ける。一度は前に出たヘンドリックスは、アッパーを見せるが、それでも右目の辺りを気にしている。と、一気にダブルレッグで組みついたヘンドリッグスが、尻餅をつき立ち上がったコスチェックのバックに回る。

 ここからの進展がなく、ブレイクが掛かると、ヘンドリックスは左ストレートを伸ばし、アッパーを見せるも、コスチェックは右フックを返していく。再び組みついたヘンドリックスだが、コスチェックは肩を固めてバランスを崩すと、起き上がったヘンドリックスにパンチを放って行く。

 再びハイや前蹴りを見せたコスチェック、ヘンドリックスは右から左を伸ばすが、ステップバックで距離を取られる。残り10秒、スピニングバックフィストを放ったコスチェックが、ヘンドリックスの打撃を封じ初回を戦い終える。

 2R、左ジャブで距離を測るコスチェックに対し、ヘンドリックスが連続で右を放つが届かない。続くヘンドリックスの右をスリッピングでかわしたコスチェックは、テイクダウン狙いをさばいてバックへ。ケージに背をやり、バックを譲らないようにしたヘンドリックスは、右手を伸ばして向き合う。

 再び距離を取った両者、ヘンドリックスはダブルレッグからコスチェックをコントロールしかかるも、コスチェックもバックを譲りながら立ち上がる。細かいヒザ蹴りを入れるヘンドリックスに対し、コスチェックは胸を合わせることができないが、レフェリーがブレイクを命じる。

 左ストレートを伸ばす、再び組みついたヘンドリックスだが、コスチェックが向きを入れかえてエルボーを2発入れる。コスチェックの右ハイをブロックしたヘンドリックス、左アッパーを伸ばすも届かない。右アッパーから左ストレート、ヘンドリックスは手を出すが、精度は低く、逆にコスチェックのショートフックを受けてしまう。このまま決定的なシーンがないまま、ヘンドリックスのシングルレッグをコスチェックが耐えるという展開で2Rが終了、ややスピード感に欠ける試合だ。

 最終回、変わらず左ジャブを伸ばすコスチェックだが、指を伸ばして受けるため、どうしてもヘンドリックスは目を気にしてしまう。

 そのヘンドリックスが左フックを放った際にバランスを崩すと、すかさずコスチェックが組みついていく。右ワキを深く差し、ハイクラウチの状態に入るも、ここでもレフェリーがブレイクを命じる。

 離れてからはショートフックでコスチェックが攻め込むが、パンチだけに集中するとヘンドリックスも力のあるストレートを返していく。この展開の中で、コスチェックが先に組みつくが、ヘンドリックスが態勢を入れ替える。しかし、両者とも体力の消耗を嫌ってか、一拍を置くとテイクダウンを本気で狙う気配はない。

 直後の攻防で、コスチェックはその一拍を置くことなく、テイクダウンに成功すると、一気にインサイドハーフガードの状態に持ちこんだ。上体を固め、しっかりと抑え込むコスチェック。残り45秒を切り、細かい左のパンチを落していく。腰を押しても、足を戻せないヘンドリックスは、そのままボトムのまま試合終了のホーンを聞いた。

 右目の下を腫らしたコスチェック、手数は多かったヘンドリックス。果たしてジャッジの裁定は――、スプリットでヘンドリックスが判定勝ちをして、暫定王座あるいは統一王座挑戦に近づいた。

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