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【UFN43】日沖発、オリヴェイラ戦を経て――これから

2014.07.23

Hatsu Hioki

【写真】13日のGrandSlam=ボブ・アームストロングに続き、8月17日には盟友・久米鷹介のRFCライト級王座決定戦が決まった。暫くは裏方を務めながら、自らの技を磨く期間か (C)MMAPLANET

6月28日にUFN43でシャーウス・オリヴェイラにキャリア初の一本負けを喫してしまった日沖発インタビュー後編。

オリヴェイラ戦の敗北を糧に日沖が、今後目指す戦い、手に入れなければならない武器について語った。
<日沖発インタビュー Part.01はコチラから>

――目まぐるしいグラップリングゲームになった背景には、打撃の攻防がほとんどなく、すぐにオリヴェイラが組みついてきた。そして日沖選手がそれを許したという事実もあります。

「そこなんですよね。打撃で捌くということができなかった。立ち技で自分のペースで戦えば、僕が先に削ることができたかもしれないとは思っています」

――良いボディとか入った場面もあったのですが、オリヴェイラはパンチを1発、2発貰っても良いという覚悟で組みつきに行ったようにも見えました。

「もうちょっと打撃で来るかなと思っていて。向こうからすると、僕と戦うには打撃戦で攻めた方が良いと思っているのかと想像していたのですが、そこが予想外に組技勝負できたので、少し戸惑いました」

――日沖選手が足関節を仕掛けたり、オリヴェイラも足関からスイープを狙ったり、このところのMMAでは見られない組技が続くという攻防がありました。良い試合だったということはある意味、プロフェッショナルファイターとして価値はそれほど下がっていないという見方はできます。

「……。どうですかね。その辺りのことはあまり気にしていないです。まぁ、でも良い試合だったと言ってもらえたわけじゃないですけど、自分の良かった部分も見ようとは思っています。今までもそうだったんですけど、どうしても負けると悪かったところばかりに意識がいってしまうところがあるので。修正すべき点は見えているので、それとともに良かったところも伸ばそうと思います」

――修正すべき点とは?

「先にプレッシャーを掛けることができるフィジカルと技術、ですね。スタミナ的にもスクランブルになった時に、相手に動き負けせずに、逆にそういう動き合いのなかで相手が疲れてしまうような展開に持ち込める……そういう体力的な面を伸ばしていきたいです」

――私は常々、国内で日本人と戦う時にフィジカル勝負とか、真っ向からの打ち合いで勝っていても体力に勝る外国勢の壁は打ち崩せないと常に思って来ました。ただ、間合いの勝負でも同様だったんだと思うようになりました。

「(頷く)」

――SRCで日沖選手が見せたマルロン・モラエス戦のような勝利に必要な局面の殴り合いで、打ち勝つ。メディアとして、その大切さをどこかに置き忘れて来たんじゃないかと。特に最近のフィリピン、韓国勢の成長を見ると。

「打ち合いに負けないことは必要だと僕も思います。捌き切れる相手ではないという場面において。加えて、完成度が高くて強いカウンター、そしてカウンターのテイクダウン――リョートのカウンターやGSPのテイクダウンですね。そういう強い武器があるから、相手は前に出辛くなっている。そういうプレッシャーというのか、一発があれば捌くのは楽になるし、自分が前に出ることが相手にプレッシャーを与えることになります。

そういうフィジカルと技術……。それは技術的な部分もそうで、相手が前に出てきたところで、その瞬間に切って落とせるカウンターを効かせることができれば、相手も前に出辛くなるはず。そういう部分をオリヴェイラ戦では見せることができなかったので、今後は磨いていきたいです」

――日沖選手からすれば悔しくてしょうがない一戦だと思いますが、強い相手に負けた。でも、日沖選手も強さを見せた試合だったので、無責任ながらこれからも精進して頑張ってほしいです。

「最近、自分が強いっていう部分への信頼度はかなり欠けてしまっている部分もあるのですが(苦笑)、頑張ります。ありがとうございます」

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