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【UFN45】MMAキック=バルボーサ、ダナムは組&極が重要に

2014.07.15

Barboza

【写真】前回のセラーニ戦では、ジャブで倒れるという失態も見せたバルボーサ。群雄割拠のライト級で上を狙うには負けられない大切なダナム戦となる (C)PVT

16日(水・現地時間)、ニュージャージー州アトランティックシティのレベル・カジノでUFC Fight Night45「Cerrone vs Miller」が開催される。今大会ではドナルド・セラーニ×ジム・ミラーのメインをはじめ、ライト級で粒ぞろいのカードが揃っている。

メインのセラーニ×ミラーと並ぶ、注目のライト級戦がセミに組まれたエジソン・バルボーサ×エヴァン・ダナムだ。バルボーサは純キックボクシング・スタイルをUFCに持ち込み、7勝2敗という好成績を収めている現代MMAでは珍しい典型的なストライカー。アップライト気味の構えから蹴りで試合を組み立てる稀有な存在だ。最近ではマーク・ヘンリーに師事し、サークリングや蹴り足キャッチからの崩しといった技術を取り入れ、“MMAキック”といえるスタイルに磨きをかけている。

一方のダナムはレスリング&柔術と組み技のベースを持ちながら、パンチと蹴りをバランスよく繰り出す全局面でアグレッシブなスタイル。グラウンドゲームで試合を支配するために、しっかりと打撃の攻防で主導権を握るところが特徴的だ。とはいっても、ダナムが打撃から試合を作っていくタイプだろうが、MMA随一のキックボクシングスキルを誇るバルボーサを打撃で切り崩すのは難しい。だからこそダナムはテイクダウンのアプローチを増やして、そこから突破口を開きたい。

バルボーサが唯一KO負けを喫した試合はジェイミー・ヴァーナー戦。ヴァーナーの低い姿勢から繰り出すタックル&パンチのコンビネーションに翻弄され、最後は右ストレートに散っている。テイクダウンの攻防がない打撃に対しては抜群の強さを見せるバルボーサだが、ヴァーナー戦以外でもテイクダウンのアプローチを含めた打撃には後手に回る場面が見受けられる。

打撃のスキルも高いダナムではあるが、×バルボーサに限っていえば、テイクダウンのアプローチを軸にした打撃やスクランブルの攻防の時間を長くすることが必要だ。一本勝ちこそ逃したもののダナムはショーン・シャークに何度もフロントチョークを極めかけた。スクランブルの攻防が増える=首系サブミッションのチャンスも増えることになり、一本勝ちのチャンスも出てくるはずだ。

一方のバルボーサは対戦相手によって戦い方を変えるタイプではない。ダナムが相手であってもグラウンドを避けてスタンドの打撃で勝負という戦い方を貫くことが予想される。レスリング力ではなく距離でテイクダウンをディフェンスするバルボーサだけに、ジャブ&ステップワークが鍵になるだろう。

バルボーサ、ダナムどちらもセラーニに一本負けして以来の再起戦という共通点がある。同日のセラーニ×ミラーが組まれていることを考えれば、自ずと試合内容も比較される。バルボーサはキックボクシングスキル、ダナムはスタンド&グラウンドでフィニッシュを狙うアグレッシブさを持ち味だが、どちらが勝つにせよ、それ以外の部分でMMA的な強さ・試合の組み立てにも期待したい一戦だ。

■ UFN45 対戦カード

<ライト級/5分5R>
ドナルド・セラーニ(米国/6位)
ジム・ミラー(米国/7位)

<ライト級/5分3R>
エジソン・バルボーサ(ブラジル/13位)
エヴァン・ダナム(米国)

<ウェルター級/5分3R>
リック・ストーリー(米国)
レオナルド・マフラ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ジャスティン・サラス(米国)
ジョー・プロクター(米国)

<フライ級/5分3R>
ジョン・リネケル(ブラジル/7位)
アルプテキン・オズキリッチ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ルカス・マルチンス(ブラジル)
アレックス・ホワイト(米国)

<ライト級/5分3R>
グレイゾン・チバウ(ブラジル)
パット・ヒーリー(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
ジェサミン・デューク(米国/14位)
レスリー・スミス(米国)

<バンタム級/5分3R>
ウゴ・ヴィアーナ(ブラジル)
アルジャメイン・ステーリング(米国)

<ライト級/5分3R>
ヨスデニ・セデーニョ(キューバ)
ジェロッド・サンダース(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
クラウジア・ガデーリャ(ブラジル)
ティナ・ラーデマキ(フィンランド)

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