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【Bellator120】チャンドラー下し、ブルックスが暫定世界王者に

<Bellator暫定世界ライト級選手権試合/5分5R>
ウィル・ブルックス(米国)
Def.2-1:48-47, 48-47, 47-48
マイケル・チャンドラー(米国)

互いに左ジャブを伸ばし、チャンドラーが組んですぐにテイクダウンに成功する。ブルックスは背中をつけてクローズドガードを取ると、続いてバタフライガードへ。乗り過ぎて腰が浮いたチャンドラーがスタンドへ戻る。首相撲からヒザを見せたブルックス、チャンドラーは右アッパーから前に出てダブルレッグへ。スプロールしたブルックスだが、そのままケージに押しこまれ大きくリフトされると、2度目のテイクダウンを許す。ブルックスはクローズドを取り、チャンドラーの頭を引き寄せる。細かいエルボーを落すチャンドラーが、淡々と初回を取った。

2R、左を伸ばしたチャンドラー。初回同様、右アッパーから組みついてブルックスをケージに押し込む。首を切ったブルックス、チャンドラーは自ら離れて打撃の間合いへ。ブルックスは左ジャブ&左ローを走らせるが、直後に組まれてテイクダウンを奪われる。両足を束ねられ、背中をケージにつけたブルックス。チャンドラーは腰とリストをコントロールし、背中をつかせる。ブルックスのバタフライガードに、今度は足を一本抜いたチャンドラーは、腰に手を回しトップをキープ。シングルから起き上がったブルックスは、この試合で初めてテイクダウンを奪うと、両足をフックしてRNCへ。チャンドラーは慌てず胸を合わせると、インサイドからガードを割ろうと動く。足をきかせるブルックス、チャンドラーは細かいパウンドを纏めて2Rを戦い終えた。

3R、勢いよくパンチ、ローを見せたブルックスに対し、チャンドラーは距離を取り直す。構わず前に出たブルックスはチャンドラーのテイクダウン狙いを潰し、首投げをすかしてバックへ。すぐに胸を合わせたチャンドラーが、首を抱えにいくと、ブルックスは護身柔術のように引き込んで後方回転から首を抜いて、ここでもバックマウントへ。今度はすぐに胸を合わすことを許さなかったブルックスが4の字フックから、背中を伸ばしパンチを連打で落す。上を向いたチャンドラーに、ブルックスはマウントから思い切りパウンドを続ける。マウントをキープしたまま、ショートエルボー、パンチを連打するブルックス。

チャンドラーがブリッジから起き上がるも、チャンドラーはヒザ蹴りを入れて、残り1分で再び組み崩す。必死の形相で立ち上がったチャンドラーに左ハイキックを決めたブルックスが、またもバックマウントへ。上体を起こしたチャンドラーは、これ以上危ない攻撃を受けなかったものの、かなり攻め込まれた3Rとなった。

4Rもテイクダウンからバックマウントを取ったブルックスだったが、ここでは効果的な攻撃をする前に、チャンドラーが胸を合せてトップに戻る。ガードのなかでパウンドを落すチャンドラーに対し、ブルックスはヒップエスケープでケージに近づいていく。レフェリーがブレイクを命じ、スタンドに戻るとチャンドラーはシングルレッグからダブルへ。これもブルックスが防ぐが、手をマットに突いた状態のチャンドラーの頭部にヒザを放ってしまう。

試合が中断し回復を待つチャンドラー、ダメージでなく体力の回復に努めているようにも見え、レフェリーがファイトの再開を命じる。チャンドラーは右ミドルを放つも、ブルックスは左ハイ、テイクダウンを潰してバックに回り込む。ラウンド2度目のバックマウントを許したチャンドラーは、このラウンドも失った。

最終回、チャンドラーのテイクダウンが決まらない。執拗にシングルから、ダブルに切り替えケージにブルックスを押し込むチャンドラー。ついにシングルで尻餅をつかせることに成功する。すぐに足を下げ、柔術立ちの要領でスタンドに戻ったブルックスは、チャンドラーのローシングルを切って、ボディにヒザ、左のエルボーを入れる、チャンドラーは大振りのパンチで組んでいくが、バックに回ったブルックスが後方に大きく投げ捨ててバックへ。ここは前方に振り落したチャンドラーがトップへ。起き上がろうとしたブルックスの足首を取りにいくチャンドラー。ブルックスは頭を押し、体を捩じって足を引抜く。

スタンドに戻った両者、チャンドラーの右を受けてブルックスがダウンする。チャンドラーはマウントから肩固め、これをブルックスが防ぐと、そのままマウントをキープしたチャンドラーが意地で最終回を取り返した。1Rと最終回はチャンドラー、3Rと4Rは完全にブルックスのラウンドだ。微妙なのは2R、ラウンドマストでなくファイティングマストなら間違いなくブルックス。

それほどまでブルックスがチャンドラーを追い込んだ一戦の勝敗は、ジャッジの判断に委ねられることに。結果、スプリットでブルックスがチャンドラーを下し、ベラトール暫定世界ライト級王座を獲得した。「人生最悪の時。おめでとう、ウィル。強くなって戻ってくる」とチャンドラーは語り、ケージを後にした。

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