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【Copa Podio 07】ライト級GPでロ×ドゥリーニョ、頂上対決実現?? 

Durinho & Lo

【写真】ドゥリーニョ×ロ、夢の対決が実現するか。ドゥリーニョはツイッターでアリスター・オーフレム批判を断行し、注目を集めている(C)MMAPLANET

10日(土・現地時間)、ブラジルのリオデジャネイロでプロ柔術大会=コパ・ポジオにとって7度目の大会が開催される。世界の強豪たちを集めファン垂涎のカードを提供してきている同大会、3月のチーム戦からGP方式に戻った今回も、スーパーファイト数試合に加えて、10選手を緑色と黄色の二つのグループ(リーグ)に分けてのワンデー・グランプリが開催される。

第5大会のヘビー級GPでは体格差の大きな顔合わせも見られたが、今回はライト級GPが行われ、以下のメンバーが出場する。

【緑グループ】
レアンドロ・ロ(ブラジル)
グレゴー・グレイシー(ブラジル)
ルカ・アナコレッタ(イタリア)
シモーネ・フランチェスチーニ(イタリア)
ハムゼ・ラシード(ヨルダン)

【黄色グループ】
ジルベルト・”ドゥリーニョ”・バーンズ(ブラジル)
フェルナンド・ヴィエイラ(ブラジル)
ジャンニ・グリッポ(米国)
ヴィクトー・シウベリオ(ブラジル)
マーシオ・アンドレ(ブラジル)

Leandro Lo【写真】オープンなのにクローズドされているロの強烈なガードワーク。鉄壁パスガードとともに、彼の柔術の軸となっている(C)MMAPLANET

メンバー中、第一の優勝候補がレアンドロ・ロであることに異論を挟む者はいないだろう。これまでライト級世界最強の名を欲しいままにしてきたロは、今年に入って中量級や重量級との戦いでも力を発揮。前回のコパ・ポジオにおけるヘビー級ブランプリ準優勝を皮切りとして、パン大会やアブダビ・ワールドプロにおいてもミドル級で優勝し、無差別級でも上位入賞を果たしている。

強烈無比なパスガード力に加えて、オープンガードの強固さにも定評を持つロ。ここのところ軽、中、重、超重量級の世界の並み居る強豪選手たちと戦い続け、そのガードをパスすることに成功したのはヘビー級世界最強のホドウフォ・ヴィエイラのみ。さらにロはこのコパ・ポジオでは無類の強さを発揮し、前回そのヴィエイラに敗れるまで実に24試合無敗という戦績を積み重ねていた。いわばポジオの帝王が本来のライト級でどれだけの強さを見せつけてくれるかが楽しみだ。

Glbert Durinho【写真】立ち技も強く、トップ&ボトム共に穴が無いドゥリーニョ。モダン柔術も使いこなす(C)MMAPLANET

そのロに強力な対抗馬が現れた。元ライト級世界王者のドゥリーニョことジルベルト・バーンズだ。2011年のムンジアル・ライト級決勝でクロン・グレイシーに完勝して世界王者となったドゥリーニョは、その後MMAに専念、ここまで7試合全てにおいて1ラウンド勝利という素晴らしい戦績を挙げている。背負いや大外刈り、小内刈り、ダブルレッグなど強力なテイクダウン力を持ち、パスで煽ってから圧巻の動きで相手のバックを奪うことを得意とするドゥリーニョ。期待通りに決勝でロとの一騎打ちは実現するのか。その場合、立ち技で勝るドゥリーニョがロの難攻不落のガードを崩すことができるのか、興味は尽きない。

この2人の本命に、世界各国から選ばれた有望若手選手たちが挑む形となっているのが今回のGPの特徴だ。米国のジャンニ・グリッポ、ブラジルのヴィクトー・シウベリオとマーシオ・アンドレ、イタリアのルカ・アナコレッタとシモーネ・フランチェスチーニらはみな、ここ数年間紫、茶帯としてムンジアルやヨーロピアンで頭角を現し、最近黒帯を取得した選手たちだ。さらにヨルダンのハムゼ・ラシードもアラブ圏を中心に活躍し急上昇中の若手である。

ミヤオ兄弟やキーナン・コーネリアスの活躍に象徴されるように、若手世代の台頭が目立つ現在の柔術界。彼らと同時期に色帯時代を過ごした各国の若手達(※アナコレッタは、紫帯時代にジョアオ・ミヤオと互角の戦いを繰り広げたことがある)を抜擢した今回のグランプリは、この流れがブラジルと米国に限らず世界的なものであることを指し示すものといえる。

Fernand Vieira【写真】10年前にビビアーノ・フェルナンデスを破っているヴィエイラ.(C)MMAPLANET

そんな挑戦者群のなかで特に注目したいのが、グレゴー・グレイシーとフェルナンド・ヴィエイラだ。OFC やWSOFとMMAを主戦場にしてきたグレゴーは、グレイシーの血が流れないグレイシー(ホーウス・グレイシーと死別した女性が、その後に他の男性との間で生んだグレゴーは、カーロス系(=バッハ)のグレイシー一家のなかで育った)だが、色帯時代に世界を制し、ADCCでも表彰台に立つなど、組技での強さは定評がある。ヴィエイラは今から10年前、2004年のムンジアルで、あのビビアーノ・フェルナンデスを倒してライトフェザー級で優勝し、世界を驚かせた。本命以外にもユニークな面々による興味深い闘いが堪能できそうだ。

柔術ファンとしては、ロvsドゥリーニョの頂上対決、そして若手世代の世界的な台頭を見届けるチャンスとなる今回のコパ・ポジオのライト級グランプリ。公式サイトからストリーミング放送を購入可能だ。

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