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【TUF19】フランキー・エドガー「新しい武器が増えた」

2014.04.23

Frank Edgar

【写真】取材はクレイ・グィダ×川尻達也戦前、この時点でエドガーは「カワジリはトップ10ファイター。クレイ戦次第だけど、タイトル戦線に絡んでくる力を持っている」と語っていた(C)MMAPLANET

元UFC世界ライト級王者フランキー・エドガー、TUFシーズン19にコーチとして出演し、7月6日(土・同)にBJ・ペンと3度目の対戦を行う。

そんな彼のインタビュー後編は、フェザー級王座を目指し戦う上で進化と新たなに武器について話してもらった。MMAに革命を与えたステップに、どのような変化が見られるのか。
<フランキー・エドガー インタビューPart.01はコチラから>

──なるほど。ライト級時代は対戦相手も『フランキーは小さい。パワーもない』と思っていたかもしれないですが、昨年2月のジョゼ・アルド戦──、アルドは決してそんな風には捉えておらず、非常にフランキーの研究をしていたと思います。

「いつももっとローキックを使うけど、テイクダウンされることを避けて使わなかったよね。2Rに何度か蹴って来て、僕が掴まえて倒しそうになったんだ。それから蹴らなくなった」

──バックに回ることまではできましたが、尻餅をつかせる以上のクリーンテイクキングダウンを奪うことが困難でした。フェザー級で戦うことで、何かしらスタイルにアレンジを加える必要性を感じることはないですか。

「それないよ。ジョゼ・アルドは世界で最も起き上がることに長けているファイターだからね。その選手に立ち上がられただけ、自分の戦い方を変える必要はない。もっともテイキングダウンだけでなくキーピングダウンするために、もっと成長しないといけない部分はある。でも、それはスタイルを変えるということじゃない。試合毎に自分を成長させないといけないことは、これまでと変わりないしね」

──ではシャーウス・オリヴェイラ戦はいかがでしたか。思った以上のタフファイトになりました。

「それはチャールズ(※シャーウス)のことを軽く見ているよ。彼は背が高く、リーチも長く、もの凄く柔術が強い。そんな相手に全ラウンド取ったんだ、思い通りの試合だったよ。僕のスピードがあれば、フェザー級選手も止めることができる。ライト級の時とは違うかもしれないけど、僕の速さは何も変わらない。そして、そのスピードを維持できる。同じように速く動けるファイターがいるかもしれないけど、途中でスピードが落ちれば意味はない。同じペースで動き続けることができるから、僕のスピード・スタイルは有効なんだ」

──スタイル的、テクニック的に見て、そのスピードを生かしたステップがフランキーの最大の武器で、相手を混乱させてきました。そして今、マルロン・モラエスのようなトレーニングパートナーがいます。

「そこも僕が成長させている部分さ。この1年、蹴りをずっと練習に取り入れてきた。パワフルなキックを使えるようにね。如何に力強い蹴りを今の戦いに取り入れるかをムエタイのアンデウソン・フランカとマーク(・ヘンリー)、そしてヒカルド(アルメイダ)と話し合ってきた。以前は僕の蹴りはフェイントであり、相手を混乱させるものだったけど、今はもっと力強く蹴ることができる。きっと、これから蹴りは皆が重要視するようになるだろう」

──ダメージを与える蹴りが加わったフランキーのステップが、次の試合から見られるわけですね。

「スタイルが大幅に変わったわけじゃない。でも、成長した部分、武器が増えたところを――まだ進化の過程にあるけど、皆に見てもらえるよ。アンデウソンやマルロンと一緒に練習してきたことをね。僕のローキックで相手を止めることができるかどうかは、まだ分からないけど以前とは違う武器ができたことは確かだ」

──とても楽しみです。そしてフランキーが目指す世界タイトルですが、ジョゼ・アルドがライト級王者アンソニー・ペティスとの対戦を迫っています。

「ジョゼ・アルドはライト級のベルトが欲しいみたいだし、どうなるんだろうね。7月の試合後に少しは状況が明確になってくるんじゃないかな。僕の唯一絶対の目標はフェザー級のベルトを巻くことだ。それがジョゼ・アルドからだと、より嬉しいだろう」

──フランキー自身、ペティスが王者だとまたライト級タイトルを目指すという気持ちはないですか。彼は決して大きくないですし。

「二つの階級でタイトルを狙える状況にあるのは良いことだよ。フェザー級でチャンピオンになると、またライト級のベルトが巻きたくなるかもしれない。ただ、僕はこの体型でどのライト級ファイターとも戦えると思っている。ペティスは決して大きなライト級の選手じゃないよね。まぁ、いずれにしてもフェザー級王座を取ってから考えることだよ」

──そんなフランキーの想いとは別に、マーク・ヘンリーがいうようにバンタム級で戦うという選択肢は? 彼はフランキーにUFC初の3階級制覇を狙って欲しそうです。

「ハハハハ、それは……まぁバンタム級に落せることは落せるだろう。でも、高校時代の体重だ。今、135ポンドにして、これまで通りの動きができるのか全く分からない。とにかく今はフェザー級のタイトルを目指す。そして、オプションが多いことは良いことだってことだよ」

──フランキー、今日はありがとうございました。

「こちらこそ。TUFシーズン19が日本で放送されているのか分からないんだけど、もし視聴できるならチェックして、僕のチームを応援して欲しい。素晴らしくやる気に満ちたファイター達だから。そして、いつも応援ありがとう」

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