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【UFC Fuel】ディラショーが圧倒的大差の判定勝利

<バンタム級/5分3R>
TJ・ディラショー(米国)
Def.判定3-0:30-26、30-25、30-25
ウォーレル・ワトソン(米国)

スーパーマンパンチでいきなり飛び込み、そのままシングルレッグを仕掛けたディラショー。ワトソンもケージを利用して、懸命に耐えるが、ダブルレッグに移行したディラショーがテイクダウンに成功した。

すぐに立ち上がったワトソンを抱えるように、豪快に投げ切ったディラショーはトップからパウンドを落としていく。足を捌きながらパウンドを落とし、そのままバックに回り込んだディラショーは、足をフックしてパンチからリアネイキドチョークへ。背中が伸びたワトソンは、これを逃れハーフガードまで戻すが、立ち上がろうとしたところで再びバックを取ったディラショーは、後方へ倒れ込み、今一度リアネイキドチョークを狙う。

これも耐えたワトソンだが、マウントを奪われたまま、頭部にパンチを受ける。向きを入れ変えようとしたところで、首に腕を通したディラショーは、執拗にリアネイキドチョークを仕掛ける。抑え込みも兼ねたようなリアネイキドチョークから、頭部にパンチ、エルボーを落とすディラショー。残り20秒を切り、パンチを連打し、圧倒的攻勢のまま初回を終える。


2R、伸び上がるように体を伸ばし、右ストレートをヒットさせたディラショーは、直後にテイクダウンを奪い、動きを止めることなくパスを狙う。担ぎからパスに成功したディラショーは、ハーフに戻したワトソンにエルボーから左のパンチを連打する。

ディラショーは、守り一辺倒のワトソンの頭部&ボディにエルボーを引き続き落していく。足を効かせるワトソンに対し、その足を捌いて再びバックに回り込んだディラショーは、バックマウントを奪取し、パウンドを連打。仰向け、腹這いとどちらを向いても、パンチを受け続けるワトソンは、しゃがみ込むような姿勢になる。

首を簡単に許すが、フィニッシュは許さないワトソンは、2Rも殴られ続ける。残り1分を切り、パンチを受け、リアネイキドチョークで攻めたてられるワトソン。ディラショーは容赦なくパンチを落とし続けるが、ワトソンはここも凌ぎ切った。

最終回、攻め疲れがないのが不思議なくらい攻撃を続けたディラショー。ワトソンの突進からの前蹴りをかわすと、右ローを冷静に打ち込む。左ストレートを伸ばし、ワトソンをのけ反らせると、右ストレートから組みついてテイクダウンへ。

ギロチンを見せたワトソンだったが、ディラショーはサイドへ回り首を引抜く。背中を預けながら立ち上がったワトソン。ディラショーは息を整え、パンチから組みついていく。すると、ワトソンはフライニングトライアングルへ。ワトソンが腕十字に移行すると、腕を引抜こうとしたディラショーにヒザ十字からヒール、さらにヒザ十字と足関節で攻める。

足を引抜いたディラショーはインサイドからエルボーを落とす。ワトソンは足を捌いて、ここでもバックに回り込むと、リアネイドチョークに。頭を横に置いているため、なかなか極め切れないチョークだが、そのままバックマウントを取りパウンドの連打。残り10秒は、マウントから思い切りパンチを落としたディラショーは、30-25、30-25、30-26の大差でUFC初勝利を挙げた。

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