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【Interview】安藤晃司、狙うはパン&ナラントンガラグの首

2012.02.16

Ando11日(土・現地時間)にマカオのシティ・オブ・ドリーム内グランドハイアットで行われたLFCで、豪州のデミアン・ブラウンを三角絞めで一蹴した安藤晃司。日本ではなく、アジアを本拠地とする彼に、アジアで戦う理由、そして将来と身近の目標を訊いた。

【写真】LFCで初めての勝ち名乗りを受ける安藤。ブラウンを破り、ベルトを巻くというアピールを行った彼に、マカオの客も大きな声援を送った (C) MMAPLANET

――見事な一本勝ち、おめでとうございました。前回、10月のレジェンドFC参戦では判定負けを喫していただけに、気持ちがすっきりした勝利なのではないですか。

「前の試合は、正直、判定を告げられたときは納得できない部分が強かったのですが、すぐにオファーをもらえて、出させてもらえたので良かったです。もちろん、ブレイクが早いだとか、トンドムーブ(フリーズ)ですぐに中央に戻されてしまうのは、多少は意識をしましたが、そこを気にするのではなく、一本、KOを取れる試合ができるよう練習してきました。

自分が目指しているのは、レジェンドより上の米国のメジャーですし、向こうで戦っている選手と、やり合えるようになるのが目標なので」

――今回のデミアン・ブラウンという豪州の選手の研究はしてきたのでしょうか。

「ハイ。左ストレートと右ハイを警戒していました。豪州で有望視されていて、フィジカルが強いということだったし、映像を見てもパワーがあることはすぐに分かりました。金網に押し込んでのパワーがあるように感じていたのですが、実際に戦ってみて、フィジカルでも圧力でも負けないと感じました」


――スタンドでもプレッシャーを掛けていましたね。

「プレッシャーを掛けることができたので、テイクダウンを潰してバックに回ることができたと思います。最後は自分が柔道時代から得意な形で、縦三角というか横三角というか。シングルを仕掛けられたときは、そのまま足をかけて仕掛けることができます。

落とされそうなら、バックをキープしてチョーク狙いでいこうと思ったんですけど、反応が悪かったので、これは逃げ方を知らないと感じ、そのまま正面に回って三角絞めに移行しました」

――安藤選手は、今はレジェンドFCに継続参戦していますが、アジアをこうやって回ると、やはりイベント数の多さは日本が秀でています。そんななかで、ここで戦うと決めた理由を教えていただけますか。

「ROAD FCから3試合連続で海外で戦っているんですけど、この間、日本の大会からも声を掛けて貰ってはいました。ただ、日本では安藤晃司なんて言っても誰も知らないと思います。でも、生意気かもしれないけど、どこのチャンピオンとやっても勝負できる力があると思っています。

だから、周囲では『日本で戦った方が良くない?』と言ってくれる人もいますし、日本でも試合をして構わないとは思っていました。ただ、レジェンドFCの僕の階級のチャンピオンはナラントンガラグだし、エイドリアン・パンもいる。

ワールドクラスの選手と戦ってみたいので、レジェンドFCで勝つことができれば、自信もつき、上の舞台も目指すことができるかと思っています。だから、海外でやっていきたいと考えています」

――米国で戦うためにも、その前にアジアで海外の試合を経験していることは良いステップになると考えていますか。

「自分はそうだと思います。海外で試合をするって、もう負けたらそれで終わりじゃないですか。どんな微妙な判定で負けても、それも記事にはほんの少し触れられるだけで、『ブレイクが早く、苦しんで負けた』としか書かれないです。

それは文句を言っているわけではなく、そういう場所で勝負している……。つまり勝たないと意味のないことをやっているつもりです。ホント、前の試合を落としていなければ、今日の勝ちと合わせると、5連勝になっていた。契約を全うしたとき7連勝、8連勝となっていれば、自ずと注目されたはずです。前の試合でどんな形だろうが負けて、こういう大会で負けることは、本当に意味がないことだと身に染みました」

――つまり、修斗やパンクラスに来ていた外国人選手のような気持ちで戦っていたことになりますね。

「そうだと思います。負けると、『あぁ、何か外国人来ていたな』って言われるぐらいで」

――ところでレジェンドFCとの契約はエクスクルーシブなのですか。

「独占ではないです。他でも戦えます。すぐに戦えないなら、日本でも試合をしたいですが、『レジェンドのチャンピオンになりたい』って言っておいて、他に出してくれるかどうかは……」

――タイトルが見えてくると、余計にそうですよね。しかし、目標がナラントンガラグというのも勢いづきますね。

「本当に強い選手です。エイドリン・パンもいますし。これまでも強い選手と戦わせてもらいましたが、追い込まれることはなかったんです。負けた試合も、自分が前に出なかった。行けない部分があり、練習で出来ていることが、試合で出せない状態が続いていただけで追い込まれたことはない。

でもナラントンガラグと戦えば、ただじゃ帰れないでしょうし。その時、自分がどうなるのか……だから戦ってみたいんです」

――契約期間内、あと2試合でタイトル戦にこぎ着けるか期待しています。次の試合、ナラントンガラグとパン戦、どちらと戦いたいですか。

「オファーがくれば、タイトル戦をやってみたいですけど、今回の相手がパンと同門だったので、彼が戦ってくれるなら挑戦してみたいです。エイドリアン・パン戦をクリアできたなら、ナラントンガラグに挑めってレジェンドFCのファンも認めてくれると思うので……。誰と戦えと言われても、僕が断ることはないので、どんな相手とでも戦っていきたいです」

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