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【UFC141】アリスター×レスナーは、意外に共通点多し?!

UFC141
【写真】2011年MMAワールド掉尾を飾る一戦はヘビー級モンスター対決に(C) MMAPLANET&GONGKAKUTOGI

30日(金・現地時間)にMGMグランドガーデン・アリーナで行われるUFC141「Lesnar vs Overeem」。UFCにとって27大会、4月1日よりズッファ配下となったストライクフォースも加えると、実に38度目のイベント開催となる。

FOXとの契約がまとまり、メジャー化に一段ステップアップを図るUFCにとって、2011年掉尾を飾るイベントのメインが、ヘビー級ノンタイトルのブロック・レスナー×アリスター・オーフレイム戦というのも、現段階での方向性を明確なものとしている。

大会ポスターに記された両者の身長と体重。さらなる一般層を取り込むには、分かりやすく豪快なファイトは欠かせない。もちろん、この『大きなことは良いことだ』路線と同時に、フライ級を新設するなど、ズッファは一般大衆を取り込むことと、コア・ファンの維持、スポーツ制の確保等、三位一体路線を取っている。後者2要素を充実させるために、一般大衆への知名度を広めることは欠かせないといったところだ。


ストライクフォース・ヘビー級ワールドGPトーナメントを負傷欠場、ストライクフォースとの契約抹消、そしてUFCと契約という強引な離れ業でアリスターを獲得し、レスナーとのモンスター対決が実現。減量が必要なスーパーヘビー級のレスナーに対し、常にステロイド使用疑惑が付きまとうものの、パワー&爆発力が群を抜くアリスターの対戦は、見て分かりやすい一戦となるに違いない。

アリスターは6月のファブリシオ・ベルドゥム戦以来半年振り、レスナーに至っては王座を失った昨年10月以来、実に14カ月ぶりのファイトとなる。アリスターとレスナー、得意分野が打撃とレスリングと明確な違いはあるが、実は似通った点が多いファイターだ。

まず、両者とも試合勘という部分では、不安が残っている。レスナーは前述した通りだが、アリスターにしても、1年半で2試合目というインターバルの長さは気になる。何よりも、競った試合というものから、アリスターは遠ざかっている。ベルドゥム戦こそ3R判定勝ちだったが、あの試合で競り合いは見られなかった。

打撃戦を続けられないベルドゥムが引き込むと、トップキープを選択したアリスターだったが、レスナーにはテイクダウンがある。パンチを受けると、頭が下がる場面がまだ見られるレスナーが、試合開始と同時にテイクダウンを仕掛ける展開は十分に起こり得るだろう。

ギロチンには警戒が必要だが、レスナーがアリスターの打撃に屈せず近距離で組みつくことができれば、テイクダウンはそれほど苦ではないだろう。そこからトップをキープし、打撃で削れば勝負の行方はレスナーに傾く。一方、アリスターにすればスタート直後に、打撃で一方的に追い込むことができるかどうかが鍵となってくる。

レスナーはいたずらに打撃の交換をしないで、怒涛のよりから組んでいくことが大切だが、この間に顔面に良い一発を受けると、一気に失速することも考えられる。同様にアリスターに関しては、打撃がヒットせず、倒されて抑え込まれると、スタミナを瞬時にしてロスし、戦意を失うこともあり得る。

攻勢と守勢に著しく差のある両者、互いに自分のペースで戦っている間は相当の勢いを持つ一方で、相手にペースを握られると気持ちが途切れる傾向にある。それだけに短期決戦、かつ一方的な展開で一気に勝負を決めることができなければ、即・逆転負けというシナリオも大いに成り立つモンスター対決だ。

■UFC141全対戦カードは下記の通り

<ヘビー級/5分5R>
ブロック・レスナー(米国)
アリスター・オーフレイム(オランダ)

<ライト級/5分3R>
ネイト・ディアズ(米国)
ドナルド・セラーニ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・フィッチ(米国)
ジョニー・ヘンドリックス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ウラディミール・マティシェンコ(ベラルーシ)
アレクサンダー・グスタフソン(スウェーデン)

<フェザー級/5分3R>
ナム・ファン(米国)
ジミー・ヘテス(米国)

<フェザー級/5分3R>
ロス・ピアソン(英国)
ジュニオール・アスンソン(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ダニー・カスティーロ(米国)
アンソニー・ンジョグアーニ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
キム・ドンヒョン(韓国)
シェーン・ピアソン(カナダ)

<ライト級/5分3R>
ジェイコブ・ヴォルクマン(米国)
エフライン・エスクデロ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
マット・リデル(米国)
ルイス・ラモス(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
マニー・ガンバーリャン(米国)
ディエゴ・ヌネス(ブラジル)

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