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【TUF14】終盤にベイス追撃も……ブリメージ判定逃げ切り

2011.12.04

<フェザー級/5分3R>
マーカス・ブリメージ(米国)
Def.判定3-0:30-27、30-27、29-28
スティーブン・ベイス(米国)

左を伸ばしながら、打撃でプレッシャーを与えるブリメージに対し、ベイスは近距離でヒザを蹴り上げる。鋭い左ローを見せるサウスポーのブリメージは、さらに右ストレートを打ちこんで、ベイスを追い込む。

前に出られないベイスに左ローの追撃を加えるブリメージ。正面から攻撃を仕掛けてくるベイスに、的確にローやパンチを入れて行った。2R、鼻血を流したベイスが組みついてヒザを見せるが、ブリメージは左ローから左ストレートを伸ばす。


ここでブリメージの左ミドルがベイスの急所を直撃し、試合は一時中断。再開後、ローから左を引き続き受けるベイスだが、ヒザを顔面に打ち込む。すると直後の攻防でベイスが右ローをブリメージの急所に蹴り込む。再び、試合は中断するが、再開するとブリメージがフライングニーを放っていく。

そのプリメージの左ローで、バランスを崩し尻餅をつくベイス。両足ともダメージが蓄積し、なかなか踏み込めない。パンチも手打ちになり、スピードに欠けるベイスに、ブリメージのパンチ、ローが連続してヒットする。

ガムシャラにシングルレッグで突っ込んだベイスだが、ターゲットを捕獲することはできず、再びスタンドの打撃戦でローを蹴り込まれる。時折り、左をヒットさせるベイスだが、やはり足に受けたダメージは深刻で、前足が踏み込めないままテイクダウンを狙うため、簡単にブリメージに逃げられてしまう。

左アッパーから、左ストレートを放ったブリメージだが、ややペースを落して2R終了を迎えようとし、ベイスのパンチを受けてしまう。最終回、足を止めて打ち合った両者、リーチで優るベイスのパンチがブリメージの顔面を捉える。しかし、続くフライングニー狙いをテイクダウンで切り替えされる。

スタンドに戻ると、ブリメージのパンチが大振りになり、バランスを崩すシーンが見られ、ベイスがテイクダウンを仕掛ける。ローの数が減ったブリメージにベイスも距離が詰めやすくなる。ハンドスピードの速いブリメージだが、ベイス同様手打ちになり、足がなかなか前に出ない。

両者とも、極端に手数が少なくなった試合だが、残り10秒の打ち合いで、ベイスが打ち勝ち、ブリメージが後方にバランスを崩す。そのままタイムアップとなり、3-0でブリメージが判定勝ちを収めた。

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