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【TPF11】タップ3度!? カラキャニャン、フェザー級王者に

2011.12.03

<TPFフェザー級王座決定戦/5分5R>
ジョージ―・カラキャニャン(米国)
Def.1R4分02秒 by 三角絞め
アイザック・デジーザス(米国)

体重超過でタイトルを失ったデジーザス。今回は1.2ポンドアンダーで計量をパスして、自らのミスで失ったベルトの奪回を目指す。鋭い左ミドルを繰り出すデジーザスに対し、一旦距離を取ったカラキャニャンは、踏み込むと同時に近距離から右ハイキックを見せる。

勢いのあるパンチを振るいながら、前にでるデシーザスだが、カラキャニャンはステップバックでかわし、再び距離を詰めるとヒザ蹴りを顔面に突き上げる。組みついてケージにデジーザスを押し込んだカラキャニャンだが、差し上げから逆にテイクダウンを奪われてしまう。

すると、直後に腰を切って腕十字を極めたカラキャニャン。右腕が伸びたデジーザスが、タップをしたように見えたが、レフェリーはこれを見落としたのか、ストップをかけない。腹這いになり、強烈に腕がしなったデジーザスが、ここでもカラキャニャンの足に触れ、微妙な動作を見せる。


カラキャニャンは力を使い切ることを恐れたのか、ヒザの締めがルーズになり、腕を引抜かれてしまう。立ち上がったデジーザスが、離れてパウンドを打ち込と、カラキャニャンは左目を大きく腫らす。

それでも再び腕を取ったカラキャニャンは、今度は三角絞めに捉える。デジーザスは観念したように、しっかりとタップ。4度、カラキャニャンの頭に触れたところで、レフェリーが試合をストップした。

スタンドでも巧みな間合いを見せたカラキャニャンは、「グラウンドは僕の庭。デジーザスはタフなファイターだけど、腕十字で叫び声を挙げていた」と、歓喜のセコンド陣とは対照的、淡々と勝利のコメントを残した。

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