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【BFC59】バンタム級T優勝は、エドゥアウド・ダンタスに

2011.11.27

<バンタム級トーナメント決勝/5分3R>
エドゥアウド・ダンタス(ブラジル)
Def.3-0:29-28, 29-28, 29-28
アレクシス・ヴィラ(キューバ)

「男と男の子の違いを見せる」とケージに上がったヴィラ。22歳のドゥドゥと、41歳ヴィラの対戦は、ヴィラが左を振るいながら距離を詰めてテイクダウンという展開で幕を開けた。

ガードを取るドゥドゥに対し、立ち上がったヴィラはローを蹴り込み、足を捌こうとする。蹴り上げから立ち上がったドゥドゥは、右ハイを見せる。再び組みついたヴィラがケージにドゥドゥを押し込み、両ワキを差すも、背中をケージにつけているためテイクダウンを奪えない。

ヒザを突き上げたドゥドゥも、しっかりと胸を合わされ、距離を取ることはできない。そのまま残り2分を切り、ヴィラが投げ狙った際に、ドゥドゥが態勢を入れ替える。直後に再びドゥドゥを押し込むヴィラは、シングルに切り替えるも、ここもすぐにテイクダウンには至らない。


差し返せないドゥドゥは、残り25秒でついにテイクダウンを許してしまう。ガードから立ち上がったドゥドゥのバックに回ったヴィラが、そのままケージに押し込み初回を取った。

2R、前に出るドゥドゥにシングルを仕掛け、再びケージに押し込んだヴィラ。ドゥドゥは頭を押して、バックを伺う。逆の足に組みついたヴィラは、自ら距離を取る。左ジャブを伸ばし、ローを蹴り込むドゥドゥに対し、ヴィラは距離をとる。

鋭い右ローを蹴り込んだドゥドゥ、ヴィラの左フックをかわし組みつこうとするが、さすがにここでのヴィラの反応は良い。正面を向き、ヴィラが組みついていく。ドゥドゥはすぐに態勢を入れ替え、距離を取ると、右ニーを顔面に突き上げる。

続く左のヒザは届かず、ヴィラはダブルレッグからそのままバックに回りこむ。スイッチから胸を合わせたドゥドゥの右足にシングルレッグを仕掛けたヴィラは、ドゥドゥのギロチン狙いに必死になって首を引抜く。

ヴィラのシングルに再びギロチンで応えたドゥドゥ、首を抜いたヴィラのシングルレッグからケージに押し込まれるも、胸を合わせてヒザを入れる。残り10秒、ジャンピングニーは空振りに終わったが、右ストレートをヒットさせたドゥドゥ、ここで2Rが終わった。

最終回、左から右を振るうドゥドゥ。右ロー受けて下がったヴィラも、右ローを蹴り返す。ドゥドゥのヒザ蹴りでバランスを乱すヴィラは、組みつきに行くが跳ね返され、ボディにヒザを受ける。

遠い距離からアッパーを振るい、テイクダウンを狙ったヴィラのバックに回りこんだドゥドゥ。リアネイキドチョークを仕掛けると、ヴィラが左腕を必死に掴む。両足をしっかりとフックしたドゥドゥが、ヴィラの背中を伸ばして、引き続きリアネイキドチョークを仕掛ける。

4の字フックで、ヴィラの右足までフックしたドゥドゥは、後方から細かいパンチを入れる。腹這いになったヴィラは、亀の態勢になるが、胸を合わせることができない。残り1分、後方へのパンチを見せるヴィラ、その腕をコントロールしたドゥドゥがリアネイキドチョークを仕掛け続け、そのままタイムアップに。

1Rはヴィラ、3Rはドゥドゥ、2Rをどのようにジャッジが判断するか。結果、BFCシーズン5バンタム級トーナメントは、ヒカルド・アルメイダを含んだジャッジ3者とも29-28をつけ、ドゥドゥ・ダンタスが優勝。BFC世界バンタム級王者ザック・マコウスキーへの挑戦権を手にした。

「僕のゴールはベルト」というドゥドゥ、王者マコウスキーがケージに入り、来るべき日に向け握手を交わした。

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