この星の格闘技を追いかける

【SCG】記者会見&ルールMTGで6時間!

(C) MMAPLANET7日(金・現地時間)、サンパウロのザ・パレス・フラットにてスーパーチャレンジグラップリングの記者会見とルール・ミーティングが行われた。

【写真】一本勝ちすることに武道本来の姿があると当大会のルールを制定したヒクソン・グレイシー (C) MMAPLANET

スーパーチャレンジグラップリングは、明日8日にクルービー・アトレチコ・パウリスターノで行われる16人参加の無差別級トーナメントで、ルール・ディレクターはヒクソン・グレイシーが就任している。


午後6時開始予定の記者会見は、やはりブラジルらしく30分ほど送れて開始。各選手が個別に記者の質問を受ける形で会見は進んだ。日本から参加した遠藤亮太郎は、「日本でのノーギ・グラップリングの普及」について尋ねられ、「ノーギはまだ新しいスポーツですが、この一本で勝つというルールは凄く自分に合っていると思います」と発言。

一方、遠藤の対戦相手でADCC2007ブラジル予選優勝という実績を持つ強豪ラザリーニ・チチは「エンドーのことは何も知らない。ただ、日本人なので足関節に気をつけたい」というコメントを残した。

もう1人の日本人、山下志功は「自分は総合の選手です。規制の多い柔術の寝技と違い、何でもやっています。ターシスは基本のしっかりした選手だと思います」というコメントに、やや柔術家たちがざわつくシーンも。対戦相手のターシス・フンフェリーは「そうは言っても、ヤマシタはユーキ・ナカイの弟子だし、柔術のことをも知っていると思う。レッグロックに気をつけたい」と、ここでも日本人=足関節という印象を持っているようなコメントをした。

1時間ほどで会見も概ね終了となったが、ここでプロモーターのパウロ・バスコンセーロス氏から「リオからドライブ中のヒクソンの到着が遅れそうです。休憩を入れて、彼が到着してからルール・ミーティングを行いたいと思います」という説明が入り、参加選手たちは食事を取りながらヒクソンの到着を待った。小一時間ほど経過し、ようやくヒクソンがホテルに姿を見せたが、ここから競技運営陣がルールの確認の話し合いに。さらに2時間ほど待たされたファイターたちが、ようやくルール・ミーティングの席をつけたのは、午後23時前だった。

ルール・ミーティングでは、ヒクソン自らがポルトガル語、英語を駆使し、ルールを説明するが、ブラジル人参加選手からは、ポイントについて執拗なほど質問が続き、ミーティングが終了した頃には日付は8日に変更していたほど。優勝、一勝に向けて、目の色を変えているブラジル人の本気度、戦いに掛ける姿勢が垣間見られたルール・ミーティングでもあった。

スーパーチャレンジグラップリングは、5分×2R。サブミッション重視のポイント制を敷き、優勝賞金1万5000ドルを賭けて16人参加のワンナイト・トーナメントで行われる。

一回戦のカード
デミアン・マイア(ブラジル/ブラザ)
× ブルーノ・バストス(ブラジル/ノヴァウニオン)

ラファエル・ロバトJr(米国/サウロ・ヒベイロ)
× ルイス・ビッグマック(ブラジル)

ターシス・フンフェリー(ブラジル/アリアンシ)
× 山下志功(日本/パラエストラ札幌)

レオナルド・ショコラーチ(ブラジル/RFT)
× アントイン・ジャウジ(ブラジル/フアスVT)

シャンジ・ヒベイロ(ブラジル/サウロ・ヒベイロ)
× デイヴィッド・アヴェラン(米国/FSA)

クリスチアーノ・チチ(ブラジル/グレイシーバッハBH)
× 遠藤亮太郎(日本/アライアンス-スクエア)

エドゥアウド・テレス(ブラジル/ナインナイン)
× ガブリエル・ヴェラ(ブラジル/アリアンシ)

TBA
× アンドレ・ガウヴァオン(ブラジル/ブラザ)

PR
PR

関連記事

Movie