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【UFC138】マグワイア×エドワーズに地元観客も大歓声

2011.11.06

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・マグワイア(英国)
Def.判定3-0:30-27、30-27、30-27
ジャスティン・エドワーズ(米国)

サウスポーのマグワイアに左ローから、右ローを蹴り込んだエドワーズ。この一発が急所を直撃し、いきなり試合は中断する。再開後、右ジャブを伸ばしたマグワイアだが、エドワーズの打撃のプレッシャーにケージに押し込まれる。

テイクダウン狙いこそかわしたマグワイアだが、後ろ廻し蹴りでボディを貫かれ、右フックでダウンを喫する。パウンドを受けつつも、ワキを差し返し、体を起こしたマグワイアは組みついてテイクダウンに成功する。

ラバーガードを見せマグワイアに攻め込ませなかったエドワーズが立ち上がるも、両ワキを差され再び倒される。すぐに立ち上がったエドワーズを、ケージに押し込んだマグワイア。エドワーズが向きを入れ替えるも、マグワイアがバックに回り込む。向き合ったエドワーズをテイクダウンしたマグワイアは、立ち上がってきたエドワーズをがぶりヒザを頭部に見舞っていく。

再びテイクダウンに成功したマグワイアは、エドワーズに首をホールドされながらもサイドへ。首を引き抜き、パウンドを連打。立ち上がったエドワーズのパンチが空振りしたところで初回が終了した。


2R、マグワイアのローにパンチを合わせたエドワーズが、フックで飛び込んでいく。ワキを差したマグワイアが組みつくも、自ら距離を取る。右ミドルを見せたエドワーズは、マグワイアの左ミドルを余裕を持って受け流し、パンチで距離を詰めてハイキックを放つ。距離が近づき、スタンドでキムラを一瞬見せたマグワイアは、またも距離を取る。

打撃に勢いがあるが、ワキが開くエドワーズはマグワイアに組みつくことを安易に許すと、バックに回られ大きく投げ捨てられる。そのまま4の字フックでバックを制したマグワイアは、右パンチを放つ。後方のマグワイアに左エルボーを狙ったエドワーズだが、バックから逃れることができない。

後にパンチを放つ隙をつかれリアネイキドチョークを狙われたエドワーズは、これを凌ぐが、ラウンド残り10秒で腕十字を取られかけるなど、苦しい2Rとなった。3R、左ジャブを伸ばすマグワイアに、左ストレートからフックを打ち込むエドワーズ。バックスピンキックは空振りに終わり、シングルレッグでテイクダウンを奪われる。下になったエドワーズがヒールフックを仕掛けると、マグワイアはアンクルからヒザ十字、再びアンクルへ。

足を引き抜いたエドワーズの後ろ廻し蹴りが、マグワイアの頭部をかすめる。がぶったマグワイアがヒザを連打し、ダブルレッグへ。エドワーズはギロチンからリバーサルを奪いに掛かるが、首を引抜いたマグワイアがトップに。サイドを取ったマグワイアは、フルマウントからパウンドを連打。背中を見せたエドワーズに対し、再び四の字ロックでバックを支配したマグワイアは、細かいパンチを落し続ける。リアネイキドチョークを仕掛けつつも、無理して攻めないマグワイアは、ハーフバックからバックをそのまま取り、腕十字を狙いつつバックをキープする。

組まれた首を支点に暴れて、立ち上がったエドワーズだが、マグワイアはギロチンからノースサウスチョークへ。エドワーズが起き上がったところで、タイムアップとなり、最後まで動き続けた両者にバーミンガムの観客を大きな歓声を送った。結果、フルマークでマグワイアが判定勝ちした。

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