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【UFC137】名勝負男セラーニ×意外性のシバー

Cerrone29日(土・現地時間)にラスベガスのマンダレイベイ・イベンツセンターで開催されるUFC137「Penn vs Diaz」。BJ・ペン×ニック・ディアズ戦がメインの同大会、PPV前に注目のライト級マッチ=デニス・シバー×ドナルド・セラーニが組まれている。

【写真】フェザー級転向にも含みを持たせるドナルド・セラーニ。WEC時代から存在感はピカイチだった (C) GONG KAKUTOGI

昨年6月のスペンサー・フィッシャー戦以来、4連勝中のシバー。その4つの勝ち星のなかにはマット・ワイマンやジョージ・ソティロポロスという格上と見られた相手から得た勝利も含まれている。

ロシア系ドイツ人で、キックをベースとした強烈な打撃の持ち主だが、UFC参戦初期は欧州大会要因、しかも1勝3敗と負けが込み、一度はドイツのローカル大会に活躍の場を戻したこともあった。再び、UFC英国大会~ドイツ大会~英国大会と3連勝を飾った彼は、昨年3月に米国本土進出を果たすも、ロス・ピアソンに打ち負ける。

しかし、この一戦がファイト・オブ・ザ・ナイトを獲得し、その後の4連勝に繋がっている。そのシバーの対戦相手はWEC時代から通算5連勝中、UFCでも3連勝を飾っているセラーニだ。WEC時代、5度のファイト・オブ・ザ・ナイトを獲得している名勝負男は、UFC転向後も同賞及び、KOオブ・ザ・ナイトを手にしている。


WEC時代と同様、アグレッシブな姿勢に変わりはないが、UFCで戦うようになったセラーニは慎重さが加わり、相手の嫌なところを突いていく、ロジカルな攻めが目立ってきた。激しい打撃の攻防よりも、隙や弱点を攻撃し、フィニッシュにつなげる戦いが、同じ打撃系でもドッシリとした肉厚を誇るシバーに通じるか。

パワー溢れるフックと見えない角度からのハイキックが武器のシバーは、簡単には下にならないスタイルの持ち主。対して、セラーニはガードワークから腕十字+三角絞めも得意としており、ガードからの展開も作ることができる。同時に長いリーチを生かしたパウンドも有効で、セラーニの方がシバーよりも、引き出しが多いことは確かだ。

器用さのセラーニか、パワー打撃+倒れないレスリングのシバーか。すかし合いに強いシバー、真っ向勝負に強いセラーニという見方もできる一戦だ。

■UFC137対戦カード

<ウェルター級/5分3R>
BJ・ペン(米国)
ニック・ディアズ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
シーク・カンゴ(フランス)
マット・ミトリオーネ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ミルコ・クロコップ(クロアチア)
ロイ・ネルソン(米国)

<バンタム級/5分3R>
スコット・ヨルゲンセン(米国)
ジェフ・カーラン(米国)

<フェザー/5分3R>
ジョージ・ループ(米国)
日沖発(日本)

<ライト級/5分3R>
デニス・シバー(ドイツ)
ドナルド・セラーニ(米国)

<フェザー級/5分3R>
バート・パラジェンスキー(米国)
タイソン・グリフィン(米国)

<ミドル級/5分3R>
ブラッド・タバレス(米国)
ダスティン・ジェイコビー(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ブランドン・ベラ(米国)
エリオット・マーシャル(米国)

<ライト級/5分3R>
ダニー・ダウンズ(米国)
ラムジー・ニジェム(米国)

<ミドル級/5分3R>
クリス・カモージー(米国)
フランソワ・カーモン(フランス)

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