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【Interview】ナム・ファン「Asian Brothersで盛り上げる」

2011.10.13

Nam10月8 日(土・現地時間)にヒューストンで行われたUFC136で、ナム・ファンがUFC初勝利を挙げた。

【写真】初の記者会見に表情が硬いナム・ファン。2007年4月、岡見勇信が大会終了後の記者会見に出席したのも、同じ会場だった。アジア人ファイターに縁のあるトヨタ・センターかもしれない (C) MMAPLANET

TUFシーズン12で人気者となり、UFCデビューはWEC併合決定後でライト級でなくフェザー級で戦うことができたナムだが、そのデビュー戦でレオナルド・ガルシアを圧倒しながら、まさかの判定負けを喫した。

再戦は負傷で棒に振り、8月にマイク・ブラウンに敗れるなど、2連敗で後が無くなったナムは、同大会でガルシアを判定で破り、念願のUFC初勝利を挙げた。

初めてポストファイト・プレスカンファレンスを経験したナムに、勝利の味を尋ねた。

――判定が告げられるときは、ナーバスになりませんでしたか。

「もの凄く怖かったよ。レオナルド・ガルシアのホームタウンであるテキサスで戦ったんだから、本当はフィニッシュしないといけないと思っていた。

でもレオナルドはタフで、強かったよ。だから、3-0の判定で勝てたっていうのは嬉しかったね。会場のファンも判定が下っても喜んでいてくれたからね」


――レオナルド・ガルシアは2R以降、完全に頭が左側に傾いており、ハイの恰好の餌食になると思ったのですが。

「分かるよ。その意見は理解できる。ただ、パンチ中心で戦おうと作戦を立てていたので、そのまま実行しようと思ったんだ。パンチを良いペースで入れる方が、有効だと判断したんだよ。

ヘッドキックで勝つことができれば最高さ。でも、練習もパンチ中心にやってきたから、確実に殴り続けたかったんだ」

――いずれにせよ、UFCでの初勝利を挙げることができて良かったです。

「オゥ、ゴッド。アジア人がUFCで勝つコトは本当に難しいんだ。特に判定で勝つのは、タフなことだよ。でも、やったよ。ホントに嬉しい。

この試合で負けたら、リリースされると覚悟していたし、本当に怖かったんだ。ベースボールでいえば、2度登板してホームランを打たれていた。これが3度目の正直だった」

――初めての記者会見なのに、なかなか出番が回って来ず、コメントも若干硬かったですね(笑)。

「ホント、誰も質問してこないんだもん(笑)。20分ぐらい、ボォってしていたよ。いつ質問されるんだろうって、思っていたけど、途中からもういいやって感じで(笑)」

――せっかくファイト・オブ・ザ・ナイトを獲得したのに……。アジア人記者として、そのことを質問しようと思ったら、米国のメディアがナムに話を振りました(笑)。

「もう、質問を受けたときは、簡単に素早く済まそうって感じになってしまっていたよ(笑)。っていうか、もう質問なんてされないと思っていたから、突然、振られて焦ってしまって。凄く手短に答えてしまった(笑)。とにかく、それも含めハッピーな夜だよ」

――それにしても、UFCフェザー級戦線にはナムのオールド・フレンズというべき、戦極フェザー級トーナメントに出場していたファイターたちが多く集まっています。

「ミチヒロ・オミガワ、コリアン・ゾンビ、ハツ・ヒオキもやってくる。僕のアジアの兄弟たちが海を越えて、UFCで活躍しているのは本当に嬉しいし、励みになる。

僕らアジアの兄弟が、UFCフェザー級を盛り上げたい。もちろん、彼らと戦う日がくるかもしれないけど、何もアジア人同士が米国で戦う必要はないと思っている。

マッチメイクが決まれば、誰とだって戦うけど、自ら率先して彼らと戦いたくはないね。僕らのスキルが、ファンを魅了するに違いないけど、まぁ、決めるのはUFCだからね」

――ところでUFCが来年の2月に日本大会を開催します。

「もちろん、日本で戦いたい。日本を愛している。いつだって、日本のファンのサポートは嬉しくてたまらない。ドウモ、アリガト。Aisian Brothers……WOW!!」

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