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【Challengers】ライトヘビー級台風の目ラーキン、メインに

Larkin23日(金・現地時間)にラスベガスのザ・パールで行われるStrikeforce Challengers「Larkin vs Rossborough」。メインイベントはタイトル名にもあるロレンツ・ラーキンとニック・ロスボローのライトヘビー級マッチだ。

【写真】メルビン・マヌーフ風のショーツを着用し、豪快な打撃戦を展開するロレンツ・ラーキン (C) GONGKAKUTOGI

現チャンピオン=ダン・ヘンダーソンがUFCに転向してしまい、ウェルター級に続き頂点がなくなってしまったストライクフォース・ライトヘビー級戦線。今後キング・モー、ハファエル・フェイジャォンの元王者勢にマイク・カイル、オヴァンス・サンプレーらが中心となっていくことが予想されるが、ラーキンはその戦いの輪のなかに加わって、かつ結果を残せるポテンシャルを持っている。

SFC初出場は、ズッファ体制第一弾の4月1日ストックトン大会。石井慧に代わり、スコット・ライティと対戦した。元K-1 USA戦士のライティを打撃で圧倒しTKO勝ちを収めたラーキンのベースはアマ5戦5勝のボクシングとカンフーにある。強烈な拳と、タイミングの良いヒザを駆使したラーキンは、続くジアンピエロ・ヴィランテ戦で、テイクダウンの妙も見せ、MMAファイターとしての完成度の高さも見せている。


ライトヘビー級としては上背はなく、相手の懐に飛び込む瞬発力と、パンチの回転数が生命線でもある彼のスタイルは、11勝0敗の戦績とともにSFCメインイベンターに相応しいものだ。

Magno【写真】北米MMAで評価されにくい部分が強味のマグノ・アウベス。勝つなら一本というスタイルを前面に打ち出す (C) GONGKAKUTOGI

また、不死身のレイバー・ジョンソン、鉄人の息子ライアン・クートゥアー、ジェイソン・ハイらがワキを固める今大会のメインファイトに負けない注目ファイトが、プレリミのライト級ジェイムス・テリー×マグノ・アルメイダ戦だ。

柔術黒帯でガードワークに長けたマグノと、ライト級転向初戦は落としたものの、師匠カン・リーとはまた違った散打の使い手テリー。組んでから投げまで、そして寝技を得意とする両者の対戦。マグノとすれば如何に寝技にテリーを付き合わせることができるか。

先だってのジャカレ・ソーザ×ルーク・ロックホールド戦のポイント打撃+テイクダウン・リフィーズの二の舞のようなファイトになれば、マグノは旗色が悪くなる。

■Strikeforce Challengers19 主要対戦カード

<ライトヘビー級/5分3R>
ロレンツ・ラーキン(米国)
ニック・ロスボロー(米国)

<ヘビー級/5分3R>
レイバー・ジョンソン(米国)
ショウン・ジョーダン(米国)

<ライト級/5分3R>
ライアン・クートゥアー(米国)
マカ・ワトソン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイソン・ハイ(米国)
トッド・ムーア(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ブライアン・メランコン(米国)
フィリッピ・ポルテラ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ジェイムス・テリー(米国)
マグノ・アルメイダ(米国)

<ライト級/5分3R>
ボビー・グリーン(米国)
シャロン・スペイン(米国)

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