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どうなるカラーノ?11・8リノ大会中止、そして活動停止へ!?

(C)MMAPLANET北米から衝撃的なニュースが伝わってきた。EXCが予定されていた11月8日大会を中止、そのまま活動停止するという。

【写真】地力を発揮してきただけに、ジナ・カラーノの今後も女子MMAの今後ともに気になる (C)MMAPLANET

この報に関して、MMAPLANETではEXC広報に真偽のほどを確認しているが、未だに連絡はない。

ただし、EXC活動停止の噂は、この数週間に関係者の間で多く聞かれたのも事実。50億円にも上る負債を抱えるEXCが今後、活動を継続するにはCBSに買収されることが絶対条件だったが、CBSではこのほど、EXCを買収しないことを決定、EXC関係者にその旨を伝えた模様だ。


これを受けて、EXCでは活動停止を決定したというのが話の大筋として伝わっている。CBSは負債もさることながら、先日のキンボ・スライス戦での八百長騒ぎや、EXCが抱える高額な契約選手の知名度がUFCのソレと比較しても、出資額に見合わないと判断したことも、買収しない方針を後押ししたようで、多くのMMA関係者がCBSの判断は正しいという見方をしている。

ただし、EXCの活動停止がCBSのMMA中継&ビジネスの断念を意味するわけではなく、今後、彼らはアフリクションとビジネスを続ける可能性も残っている。とはいうもののエメリヤーエンコ・ヒョードルやジョシュ・バーネットなどに対して、CBSが持つ価値観と、アフリクションの価値観とでは隔たりもあり、莫大なファイトマネーを支払ってまでヒョードルらビッグネームを必要とするのかという部分では疑問が残っている。彼らのビジネス構想では、EXC以前のMMAにおける実績や知名度は、あまり考慮されないというのが大方の見方だ。

なお、プロエリートが買収したキング・オブ・ザ・ケージ、ケージ・レイジ、スピリットMC、ランブル・オン・ザ・ロック、ICONスポーツなど諸プロモーションでは、プロエリートの資金で大会運営が行われない場合、権利が元のオーナーに戻るという契約を交わしているところもあるようで、今後、これらのプロモーションの活動がどうなるのかも含め、注目されるところだ。

一部でMMA界のファンド、M&A組織といわれたプロエリート&EXCの活動停止が真実だとすれば、米国経済の悪化の影響がその背景にあったことは間違いない。MMAPLANETでは、今回の件に関して、今後も調査を進めていく次第だ。

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