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【BFC47】新ホロデッキー、グラップリングで完封勝利

2011.07.24

<ライト級/5分3R>
クリス・ホロデッキー(カナダ)
Def.判定3-0:30-27, 30-27, 30-27
クリス・サンダース(米国)

サンダースのロー、バックブローに対し、低い構えからロー、左フックを繰り出すホロデッキー。左ボディブローを放った際に、組みつかれたホロデッキーだが、態勢を入れかえサンダースをケージに押し込んでいく。すると、ギロチンの態勢を取ったサンダースから、ホロデッキーはシングルレッグでテイクダウンを奪った。

レスリングがベースのサンダースが、ラバー、潜りとガードワークを駆使するも、ホロデッキーはパスガードに成功。腹這いになり足をすくいにきたサンダースに対し、ホロデッキーがギロチンを仕掛ける。

首を引抜いたサンダースはエルボーからバックを狙うも、ここはホロデッキーが前方に振り落してトップをキープ。ラバーを解いたサンダースを立たせないよう抑え込みに。立ち上がったサンダースを再びテイクダウンしたホロデッキーだが、サンダースはキムラアームロックへ。腕を引抜いたホロデッキーは、ケージにサンダースを押し込んで左のパウンドを落としながらタイムアップを迎えた。


2R、まず組みついたサンダースはヒザを狙いつつ距離を取る。サンダースのハイキックに、素早いローを蹴り込んだホロデッキーは、続いてテイクダウンを奪い、ギロチンから逃れると1R同様、試合はグラウンド戦に。

腰をコントロールし、パスを狙うホロデッキー。サンダースはクローズドガードが固める。ブレイク後、スタンドに戻るとローを蹴り合い、ホロデッキーの左フックがヒット。ローに合わせて、ボディから顔面、さらにハイへとホロデッキーがつなげていく。

首相撲からヒザを突き上げるホロデッキーは、そのまま外掛けでテイクダウンを奪うなど、流れるような攻めを見せる。下からホロデッキーの頭を抱えるサンダースだが、これでは体力の消耗は避けられない。ホロデッキーはパスを成功させ、ハーフに戻されてなおトップをキープしたまま、2Rも寝技中心のファイトを終える。

最終回も開始直後にボディコントロールから、テイクダウンを奪ったホロデッキー。サンダースの立ち上がり際にバックに回り、臀部にヒザを入れながら正面に回り込む。両脇を差すが、ここは動きが止まり、レフェリーがブレイクを命じる。

ホロデッキーのローキックでサンダースの体が折れ、苦し紛れのフライングニーにはテイクダウンを合わせれてしまう。横綱相撲のホロデッキーは、インサイドからコツコツとパンチを落とし、担ぎパスを仕掛ける。

クローズドに戻したサンダースだが、ホロデッキーは足を一本引抜き、残り50秒を切ってマウントを奪取。抱きついてくるサンダースのテンプルにパウンドを落したホロデッキーは、足を戻されると、タイムを確認。左のパウンドを落としながら、ホロデッキーは試合終了の合図を聞いた。

フルマークで判定勝ちを手にしたホロデッキーは、友人が亡くなり厳しい精神状況のなかで戦ったことを明らかにし、ホームクラウドに感謝の言葉を述べた。

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