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レジェンドFC代表インタビュー後篇。MMAアジアの可能性

2011.07.13

LFC
【写真】LFCウェルター級王者、ニュージーランド人ファイターのロッド・マクスウェインとラウンドガール。おっぱいが小さいが、エキゾチックだ (C) LFC

香港&マカオでイベントを開催しているLegend Fighting Championship。今週末16日(土・現地時間)には、その第5回大会が開催されるが、経営管理学修士の肩書を持つプロモーターのマイケル・ハスカンプは、アジアというマーケットに対し、どのような考えを持っているのか。インタビュー後篇をお届けしたい。

インタビュー前篇はコチラ

レジェンドFCとハスカンプのアジア・マーケット論、そこには新しい時代のアジアのMMAが見えてくる。

――同じアジアのMMAマーケットとして、マイケルは日本の状況をどのように判断していますか。

「日本の現状は寂しい限りだよ。PRIDEのピーク時こそMMA界にとってもピークだった。私はPRIDEのDVDを集めているし、今も当時が懐かしくて目を通すことが時々あるんだ。

もっと日本人ファイターの海外での活躍を見たいね。特に我々の開いている大会でね。アジア・パシフィックのファイターが、レジェンドFCを通して、伝説的な存在になることを望んでいるし、そこには日本人MMAファイターは欠かせない。

今も政治的な要因か、もしくは習慣のせいなのか、日本人ファイターは海外のプロモーションと契約を結ばないという印象が残っているけど、今後はそのような問題も解決していってほしいね。とにかくレジェンドFCは、いつだって日本人ファイターにはドアを開けて待っているよ」


――アジア・パシフィックという言葉が聞かれましたが、日本、中国、韓国、フィリピン以外に豪州やニュージーランドのファイターを登用するのは、どのようなマーケットを考えてのことなのでしょうか。

「我々はアジア・パシフィック規模の大会ということに拘りをもってやってきた。それには豪州やニュージーランドのファイターは欠かせない。アジアの国々を含め、豪州やニュージーランドでもMMAは成長する可能性を十分に秘めている。

特にアジアの国々には、それぞれの伝統的な格闘技、武道の歴史を持っていて、既にコンバット・スポーツに関して興味があり、理解力も持っている。そして、それらの国の多くがこれから経済が発展していき、かつてないほど中産階級が数多く誕生してくるはずだ。

そうなれば彼らのスポーツ観賞を含めてエンターテイメントへの興味は、より高いものになるだろう。それぞれの地区で、MMAはメインストリームを進むスポーツになる可能性を秘めている」

LFC04_Fight7 Jo vs Legowo【写真】LFC04ではフェザー級トーナメント準決勝が行われ、韓国のゾ・ナムジンがインドネシア人ファイターのヨハン・レゴノを破り、16日に行われる決勝戦に駒を進めている(C) LFC

――なるほど。これからのレジェンドFCと、アジア諸国のMMAの発展に期待しています。

「今、我々にはライト級王者エイドリアン・パン、ウェルター級王者のロッド・マクスウェインという豪州人とニュージーランド人のチャンピオンがいる。次回大会ではバンタム級王座が、韓国人と中国人の間で争われる。レジェンドFC6でのフェザー級王者決定戦は、次回大会のトーナメント準決勝に出場する日本人、中国人、インドネシア人、フィリピン人ファイターの中から勝ち上がった二人が戦うことになる。

レジェンド6ではミドル級トーナメントも始まる。トーナメント方式でチャンピオンを決定するのは、もっとも公正で論理的だから。特にレジェンドFCのような歴史の浅いプロモーションではね。

王座はミドル級までしか、制定する予定はないんだ。アジアにはあまり大きなファイターはいない。実際、レジェンドFCが始まってから4回イベントを開いたけど、それらの重量級の試合は、まだ2試合しか組んだことがないからね」

――なるほど、レジェンドFCはまさにアジア新興MMAプロモーションということですね。今回はインタビューを受けてくれてありがとうございました。

「こちらこそ、ありがとう。今でも日本は他のアジア諸国よりも、MMAが盛んだ。ただ、いくつかの国のMMAは、日本に追いつくに違いないよ」

■LFC05対戦カード

<ウェルター級選手権試合/5分3R>
ベ・ミョンホ(韓国)
ロッド・マックスウエイン(ニュージーランド)

<バンタム級選手権試合/5分3R>
ゾ・ナムジン(韓国)
ヤオ・ホンガン(中国)

<ライト級/5分3R>
ロブ・ヒル(豪州)
ナム・イチョル(韓国)

<ウェルター級/5分3R>
アレックス・ニウ(米国)
リ・ジンリャン(中国)

<フェザー級トーナメント1回戦/5分3R>
川那子祐輔(日本)
マーク・ストリーグル(フィリピン)

<ウェルター級/5分3R>
濱村健(日本)
ウォン・サイ(中国)

<フェザー級トーナメント1回戦/5分3R>
フランシーノ・チルタ(インドネシア)
ウ・チェンジェ(中国)

<ミドル級/5分3R>
ヤン・ヘジュン(韓国)
パット・クローリー(ニュージーランド)

<バンタム級/5分3R>
スン・ミンエン(台湾)
ヴィンセント・シュウ(香港)

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