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【It’s Showtime】ポーランド最強70キロファイターは?

2011.06.10

Michal Glogowski11日に(土・同)に初のポーランド大会をワルシャウスキー・セントラム・エキスポ21で開催するIt’s Showtime。当然、地域性もあり、地元ポーランド勢の活躍も期待される。

【写真】長いリーチを生かしたパンチ攻撃は少々荒く、逆に完成されたサガペットを追い込むことができたが、今回の相手はムエタイ系ではない同国人のラファウ・ドゥデクだけに、ミハウ・グロガフスキーは勢いだけでなく正確な攻撃が求められる(C) WORLDKICKs

唯一のポーランド対決=ラファウ・ドゥデクとミハウ・グロガフスキーの対戦は同国中量級ナンバーワン決定戦という意味合いを持っている。グロガフスキーは、昨年のK-1 World MAXに出場しファイナル16で、ルンピニー二冠、ラジャのスーパーフェザー級王者だったサガッペットとダウン合戦の末、延長判定勝ちを収めている。準々決勝では佐藤嘉洋と対戦し、敗れたものの長身+リーチの長さは今後に期待を持たせた。

あの荒く勢いのあるパンチが、どれだけ精度を増しているのか。グロガフスキー目線になれば、そんな見方ができる試合だ。


一方のラファウ・ドゥデクは、昨年の12月11日アテネ大会で、シャヒッドと対戦し、強烈なフックを振り回すシャヒッドを相手に、ヒザ蹴りで抵抗し続けた。ロングレンジから繰り出されるグロガフスキーのパンチはやや流れ気味で、ドゥデクのヒザの狙いどころでもある。

もう一つ、ポーランドの威信をかけて新設された73キロのファイトに臨むのが、ピョートル・ウォズニッキだ。常に前へ出て打ち合いを挑むファイターで、会場を盛り上げるウォズニッキ。綺麗に伸びるストレートと、強烈なボディブローというパンチが最大の武器になる。地元開催だけに、当然KOを狙いにいくだろうが、対戦相手のハフィド・エル・ボウスタティも21日のアムス大会で、同じようにパンチ力のあるモハメド・メダーを判定で下している。

もとはベルギーのソニー・ダグレイドと対戦予定だったウォズニッキの拳が、オウスタティのスピードある動きを捉えることができるか。本来は1階級下のオウスタティとしては、さらにスピードアップを図り、回転数の速い攻撃を仕掛けたいところだ。

■It’s Showtime主な対戦カード

<ヘビー級/3 分3R>
ダニエル・ギタ(ルーマニア)
エルハン・デニス(トルコ)

<70キロ/3分3R>
ラファウ・ドゥデク(ポーランド)
ミハウ・グロガフスキー(ベラルーシ)

<It’s Showtime95キロ級世界選手権試合/3分5R>
[王者]ダンヨ・イルンガ(ドイツ)
[挑戦者]ネナド・パゴニス(セルビア)

<73キロ/3分3R>
ハフィド・エル・ボウスタティ(オランダ)
ピョートル・ウォズニッキ(ポーランド)

<95キロ級/3分3R>
マルク・ウリガー(ベルギー)
レヴァニョ・ブロックランド(オランダ)

<77キロ級/3分3R>
エロール・コニング(オランダ)
マルセル・グローエンハート(オランダ)

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