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TPF初勝利マモル、「色々と試すという目的は果たせた」

2011.05.08

Mamoru6日(金・現地時間)、TPFデビュー戦でTKO勝ちを収めたマモル。序盤は対戦相手ケビン・ダンスムーアの押し込みにより、思い通りの動きを見せることはできなかったが、それでも2Rに入れば鮮やかなヒジ、パンチ、ヒザの連係でダンスムーアを戦闘不能に追い込んだ。

【写真】フィニッシュ前には右ミドルを効かせて、コーナーに詰めていったマモル。来る日に向けて、よりサークルに近いケージでの戦いも見てみたい (C) MMAPLANET

これでヒジ有りルール3連勝となったマモル、試合直後に今回の勝利について話を訊いた。

――2RにTKO勝ちを収めた今回の米国遠征でしたが、この勝利をマモル選手自身はどのように捉えていますか。

「結果だけ……ですね。色々と課題の残る試合だったと思います。押し込まれることは仕方ないことかもしれないんですけど、ちょっとその時間が長かった。相手も自分のエルボーを嫌がって、頭を絶対に離さない、必死で掴んでくるっていう戦い方をしてきたのですが、これからもそういう風に戦ってくる相手が出てくるはずなので、もっとうまく対処できないといけないです。

もともとスロースターターなんですけど、日本で戦っている時よりも1Rは動けなかったですね」

――昨年8月以来の米国での試合、まだ日本で戦うときのようにはいかないですか。

「何とかなったというぐらいで、もっと勉強しないといけないです」


――バックを取られるのは、ある意味マモル選手の試合の流れではあるのですが、1Rに2度ばかりか3度目も狙われそうになったのは、やはり動きが従来のものでなかったのかと。

「そこも含めて、今後への課題です。本当にアイツはヒジが嫌だったのか、ずっと必死になって組みついてくるので、途中から『これは疲れるだろう』って。だから仮に1Rの印象が悪くなっても、2R目にはもう少し自分も動けるだろうと踏んだので、良い悪いは置いておいて、3度目取られそうになったのも許容範囲ではありました。

ただ、もっと巧い選手と戦うと、そういう展開が命取りになってしまう可能性もあるので、ああいう不運な展開にならないほうがより好ましいのは確かですしね。疲れないであの戦いを続けられる選手がいるはずですし、もう少し考えないといけないと本当に思っています」

――あれだけヒジを嫌がってきたので、マモル選手もヒジ打ちに固執したのでしょうか。マモル選手特有の体捌きなどが、あまり見られませんでした。

「ヒジでやってやろうという気持ちは、ありました。試合で試して、日本に持ち帰って磨くためにも、ヒジ打ちは多用してようと思っていたんです。現に戦ってみて、アレンジの必要性も感じていますし、もっとパンチから入っても良かったかもしれないです。

2Rはパンチから攻めると、相手も警戒してきたので、またくっついて来て、だんだんタイミングが掴めてきました。それと1Rの押し込まれた展開のなかでも、縦にヒジを入れたりして、顔は二カ所ほどカットしていました。その辺りは収穫だと思うのですが、あんまり自分も覚えていないんで、映像をしっかりとチェックしたいです」

――最後は一気に勝負を決めました。

「ヒジでもパンチでも嫌がって、頭を下げてきたらヒザっていうのは狙い通りで、体が自然と動きましたね。ヒジ、ヒザの繰り返しというコンビネーションは、練習の成果が出たと思います。もともとダウン・カウントなしに慣れていないのもあって、初めてヒジを使ったときは、ダウンを奪っても、自分から下がってしまうこともあったので、あの試合に比べると無駄のない動きはできたかと思います。

ただし、近い距離から押しのけて、インサイドのエルボーばっかりだったので、押されているからこそ横に振って、体を入れかえてヒジという動きをもっと入れていきたいですね。とにかくヒジは練習でも、本気で使えないので、色々と試すというもう一つの目的は達成できました」

――TPFの四角くて小さいケージの印象は?

「ちょっと戦い辛いですね。体を入れかえられなかったのも、ケージが関係しているというのもあります。最後の展開のように、自分から追い込むという点では戦いやすいのですが、押し込まれたときに詰まりがちになってしまいました。

コーナーは下がポケットになっていて、あそこ以外はカマボコ状に盛りあがっているんです。だから、姿勢が斜めになってしまって戦い難かったというのもあります。打撃をもっと織り交ぜてくる相手なら、また違う展開になっていたでしょうね」

――メインもフライ級で、イアン・マッコールが快勝しました。今後、対戦する可能性もあるライバルの動きを見て、どのように感じましたか。

「テクニカルで強いですね。マッコール選手は、次にフライ級王座に挑戦するそうですが、僕のほうも極力、米国での試合を優先したいです。今後はどうなるか分からないのですが、現状を知るために良い遠征になりました」

――マモル選手自身は、次はいつぐらいと考えていますか。

「それはマネージメントをしてくださっている方に任せていますが、なるべく早く来たいです。日本では、対戦相手の関係もあって、なかなか試合が組まれにくい立場にあるので。TPFから話があれば、そこを第一に考えたいです」

マモル、結果的に狙い通りのヒジ打ち勝利
フライ級最高峰に向け、マモルの意気込み

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